「精神科看護をやってみたいけど、どんな人が働いているんだろう」
「精神科看護を選んだ理由はどんなものがあるのか知りたい」
「精神科看護に向いている人の特徴はなんだろう」
と悩んでいませんか?
精神科看護を選ぶ理由は、実習で経験したり、精神分野に興味があったり、ワークライフバランスを重視したりと人によって様々な理由があります。あなたが精神科看護を選ぼうとしている理由が入っていなくても、自信を持って精神科看護に挑戦してみてください。
この記事では、精神科看護を選んだ理由と精神科に向いている人の特徴をご紹介します。
精神科看護師を選んだ理由で多いものは下記の5つです
◎精神的な障害を抱える方に興味・関心がある
◎患者さんと深く関わりを持てる
◎実習で関心を持った
◎ワークライフバランスを整えられる
◎精神的な障害を抱える方が身近にいる
1つずつ解説します。精神科看護師を選ぶときの参考にしてください。
精神的な障害を抱える方に興味・関心があり、精神科看護師を選ぶ方は多いです。精神的な障害には、
◎うつ病などの気分障害
◎統合失調症
◎PTSD(心的外傷後ストレス障害)や強迫性障害などの神経症性障害
◎パーソナリティ障害
など様々な疾患があります。
一般病院では、疾患に合わせて点滴による抗生剤や手術で治療します。しかし、精神科看護師は精神的な障害を抱える方に合わせてコミュニケーションの方法を変えるなど、一般病院ではできない経験を得られる魅力があるのです。
精神科看護師は、一般病院と比較して患者さんとコミュニケーションを取る時間が長いです。コミュニケーションを取る時間が多いと、患者さんを深く関わりを持つことができます。
患者さんを深く知ると、信頼関係の形成にも役立てることが可能です。信頼関係があると患者さんの相談に乗る機会が増えて、症状の寛解(病状が治まること)へ導けるでしょう。あなたの関わり次第で、患者さんの症状が落ち着き、安全な生活を提供できるやりがいがあります。
精神科看護師を選ぶ際に1番多い理由です。実習で精神的な障害を抱える方に関わり、「もっと深く関わりたい」と感じて精神科看護師を目指す人が多くいます。
実習初日は関わる時間が短時間であったり、会話ができなかったりした患者さんと日数を重ねるにつれて、関わる時間の増加や会話ができるようになった経験はないでしょうか?短い実習期間であっても、やりがいを感じて精神科看護師を選択する理由になるのです。
実習先で精神的な障害を抱える方に関わるスタッフの対応がよく、安心して働けそうと感じることも理由になります。
看護師を目指す方の中には、家庭を持っている方もいます。一般病院に就職した場合、残業で帰りが遅くなることもあるのです。帰りが遅くなると子どもと関わる時間が減ったり、家事との両立が難しくなったりと、悪循環が生まれてしまいます。
精神科看護は、症状が落ち着いている方が多いため残業が少ないです。ときには緊急入院や急変により残業が発生しますが、一般病院と比較すると機会は少ないでしょう。ワークライフバランスを保つために精神科看護師を選ぶ方がいます。
精神的な障害を抱える方が身近にいたり、自分自身が精神的な障害を抱えた経験があったりして精神科看護師を目指す方もいます。
身近にいることで、精神科に興味・関心を持つからです。自分自身が精神的な障害を抱えていた場合、当事者としての経験を活かせることで患者さんの辛さを理解できる強みになります。
精神科看護師に向いている人の特徴は下記の3つです。
◎コミュニケーションが好き
◎患者さんと深く関わりを持ちたい
◎自分の趣味を持っている
当てはまっていなくても精神科看護師として活躍することが可能なため安心してください。
精神科看護は、精神的な障害を抱える方とコミュニケーションを図ることが主な仕事です。コミュニケーションを取ったり、人と接することが好きな方は精神科看護師に向いていると言えます。
コミュニケーション以外にも、薬剤や点滴の投与の仕事ももちろんありますが、一般病院と比較すると少ないです。薬剤や点滴、手術、医療的なケアをバリバリやっていきたいと考えている場合はやりがいが少ない可能性も。
コミュニケーションを大切にしたい、患者さんと時間をかけて関わりたいと考えている方は精神科看護師を目指してみてください。
先ほども解説したとおり、精神科看護は患者さんとコミュニケーションを図ることが多いです。コミュニケーションを図る回数が増えると、自然と患者さんと深い関係になります。
医療的ケアや点滴が多い一般病院の場合は、患者さんとコミュニケーションを図る時間が少ないです。入院期間も約2週間と短いため、次々に新しい患者さんと関わることになります。
精神科病院は、入院期間の平均在院日数が277. 0日と一般病院の16.5日と比較して長期的になりやすいです。入院期間が長いため、患者さんと深く関わりを持つことができます。
参考:厚生労働省 令和2年医療施設調査・病院報告の概況
精神的な障害を抱える方と関わりを持てるのは、病院だけではありません。病院のほかにも、精神科の訪問看護ステーションに就職すると関わることが可能です。訪問看護は、利用される方1人に対して、1人で訪問します。病院と違い、1対1で関わりを持てるため、より患者さんと深く関わることが可能です。
もちろん、最初から1人で訪問することはないため安心してください。最初は上司や先輩と一緒に訪問し、利用される方の特徴を把握してから1人立ちとステップアップします。
自分の趣味を持つことは、精神科看護師として働くときに重要です。精神的な障害を抱える方と長期的に関わっていると、精神的な症状により暴力的な行動や高圧的な態度、言動を取られることがあります。
暴力的な場面や高圧的な言動があっても、看護師は平然とした態度で接する必要があるのです。表面的には平然とした態度であっても、ストレスを抱えたり、自分の態度が原因であったのではないかと不安になったりします。
自分の趣味を持っていると、ストレス発散や気分転換が定期的に可能です。しかし、自分の趣味を持っていないとストレスや不安が溜まってしまい、仕事に支障をきたすこともあるのです。精神科看護師をしているうちに、看護師自身が精神的な症状を抱えてしまうことも。
自分に趣味はないと考えている方も多いですよね。自分の趣味が分からない場合は、街を散歩してみたり、音楽を聴いたり、映画を観たりと仕事のことを考えない時間を作るようにしてみてください。
今回は、精神科看護を選んだ理由と精神科に向いている人の特徴を解説しました。
精神科看護を選んだ理由として多いものは、下記の5つでした。
◎精神的な障害を抱える方に興味・関心がある
◎患者さんと深く関わりを持てる
◎実習で関心を持った
◎ワークライフバランスを整えられる
◎精神的な障害を抱える方が身近にいる
上記以外にも精神科看護を選んだ理由はたくさんあるでしょう。あなたが精神科看護を目指す理由が上記以外のものであっても、自信を持って挑戦してみてください。
コルディアーレは精神科の訪問看護ステーションで、看護師の方が働きやすい環境を整えており、精神科看護を未経験の方も歓迎しています。
ぜひお気軽にお問い合わせください。