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看護師を40代から取得する方法は?就職後に気をつけるポイントも解説

「40代から看護師を目指すのは難しい?」
「40代から看護師になって就職先はある?」
「看護師は何歳まで働き続けられるか知りたい・・」

と悩んでいませんか?

 

看護師は40代から目指せます。就職先は、小規模から中規模の病院や訪問看護など様々です。

 

看護師は定年後も就業可能で70歳以上の方も現役で活躍しています。

 

この記事では、40代から看護師を目指す方法、看護師を始めるメリット・デメリット、就業後に気をつけるポイントを解説します。

看護師を40代から取得する方法

看護師資格を取得するには、文部科学大臣や都道府県の指定した学校や看護師養成所に通わなければなりません。学校や養成所のカリキュラムを修了し、看護師試験に合格すると看護師として就業できます。

 

看護師資格を40代から取得する方法は下記の4つです。

◎看護大学
◎看護専門学校
◎看護短期大学
◎准看護師から看護専門学校

 

最短で看護師を取得する方法は、看護専門学校や看護短期大学で3年かかります。それぞれ解説します。

 

■看護大学

看護大学は4年制の学校で、毎日朝から夕方まで座学で学習し、看護学などの専門分野と英語や哲学といった一般教養を学習可能です。

 

座学の他に実習があり、各領域ごとに1~3週間を現場で学習します。すべての領域を合わせて約5カ月実習があります。

 

看護師資格だけでなく、保健師や助産師の受験資格を得られる大学もあり、看護師と保健師資格など2つの資格を取得することも可能です。

 

学費は、国立や公立、私立大学によって変わりますが、4年間で約300~700万円程度かかります。

 

看護大学の40代以上の入学者は、2023年度は16名と少なく、ほとんどの方が20代です。看護師として知識を深く身につけたい方は、看護大学を検討するとよいでしょう。
参考:政府統計の統合窓口(e-Stat)「看護師等学校養成所入学状況及び卒業生就業状況調査 30-1

 

■看護専門学校

看護専門学校は、2年制と3年制の2種類あります。2年制の学校は、准看護師の資格を取得している方のみ入学可能です。今から看護師を目指そうと考えている方は、3年制の看護専門学校を目指すことになるでしょう。

 

専門学校は大学や短期大学と比較して学校数が多く、1県に2校以上あり、多い地域では30以上も学校があるため、通いやすいです。

 

看護専門学校では、看護大学と比較して一般教養を学ぶ機会は少なく、看護学などの専門領域を中心に学びます。看護専門学校も看護大学と同様に実習があり、期間は約5カ月です。

 

専門学校の学費は、1年間で約100万円かかり、3年間で約300万円必要になります。

 

看護専門学校(3年制)入学者のうち約1.8%が40代です。
参考:政府統計の統合窓口(e-Stat)「看護師等学校養成所入学状況及び卒業生就業状況調査 8-1

 

■看護短期大学

看護短期大学は3年制で看護学と一般教養を学習できます。看護大学と比較して、一般教養の時間が少ないため、少しでも早く看護師の資格を取得したい方が選択する学校です。

 

40歳以上の入学者は2名と少ないです。そもそも、看護短期大学は全国に14校のみであるため、近くにない場合は通うのが難しいデメリットがあります。
参考:政府統計の統合窓口(e-Stat)「看護師等学校養成所入学状況及び卒業生就業状況調査 32-1

 

■准看護学校から看護専門学校

准看護学校から看護専門学校に通う場合は、准看護学校が2年、看護専門学校は2~3年通うため計4年~5年かかります。

 

准看護学校は、主に昼から夕方の座学で、実習期間のみ朝から夕方まで通う必要があります。普段は昼から夕方のため子育てをしながらでも通いやすい利点があります。

 

准看護師を取得後の看護専門学校は、2年で毎日朝から夕方まで通う学校と、3年制で昼から夕方まで通い、実習期間のみ朝から夕方まで学習する学校の2種類に進学可能です。

 

学費は、1年に約100万円かかるため4~5年間で400~500万円程度が目安になります。

 

准看護学校の40歳以上の入学者は、17.4%です。看護師2年課程では、入学者のうち38.4%が40代です。

 

看護師2年課程に入学する方の約半数は准看護師として業務に携わった経験があり、准看護師を取得した方が看護師2年課程に進学しているといえます。
参考:政府統計の統合窓口(e-Stat)「看護師等学校養成所入学状況及び卒業生就業状況調査  14-1 23-1

40代から看護師を始めるメリット

40代から看護師を始めるメリットを2つ紹介します。

◎社会人経験を活かせる
◎就職や再就職しやすい

それぞれ解説します。

 

■社会人経験を活かせる

社会人経験があると、20代の新卒の方と比較して一般的なマナーやコミュニケーション能力が高いです。看護師は、複数の職種とコミュニケーションを図りながら患者様の治療に関わるため、コミュニケーション能力の高さを活かせるでしょう。

 

患者様と関わる際に、年齢が近いことで同じ話題を共有できたり、新たな視点で観察できたりと患者様の入院生活をサポートできます。

 

精神科訪問看護では、利用される方とコミュニケーションを図り、精神的な症状が悪化していないかの観察が重要です。コミュニケーション能力の高さは、精神科訪問看護でも活かせるでしょう。

 

■就職や再就職しやすい

看護師資格は就職や再就職しやすいメリットがあります。40代で新卒の際は、総合病院や地域に根ざした小規模の病院、訪問看護やデイサービスなどの施設にも就職できます。

 

看護師として経験を積んでいると、定年後も働くことが可能で70歳以上の方が看護師として活躍している病院もあります。

40代から看護師を始めるデメリット

40代から看護師を始めるデメリットは2つです。

◎体力的な負担がある
◎家庭と仕事の両立が大変

 

1つずつ解説します。

 

■体力的な負担がある

病院に就職した場合、患者様の体位変換などの業務や夜勤があり、今まで日中にフルタイムで働いていた方は、慣れるまで体力的な負担があるでしょう。

 

夜勤では、業務時間内に仮眠が取れるようにされていますが、夜勤に慣れるまでは寝付けなかったり、忙しいと休憩ができないこともあります。

 

夜勤の前は十分な休息を取り、体力を十分に確保しておきましょう。夜勤がきついと感じる場合は、訪問看護などの夜勤のない就業場所を選ぶのもおすすめです。

 

■家庭と仕事の両立が大変

看護師は夜勤があるため、家庭と仕事の両立が大変です。子育て中の方は、子どもの発熱などの体調不良により仕事を休んだり、夜勤中に子どもの面倒を見てもらえる方を確保したりする必要があります。

 

病院によっては、夜間保育を福利厚生で行っているため、就職前に確認しておくとよいでしょう。

 

看護師資格を取るために学校へ通う場合も実習中は忙しくなります。子どもの面倒を見てもらえる方を確保したり、パートナーからの理解・協力を得たりと家庭と仕事・学業の両立ができるように事前に調整しておきましょう。

40代から看護師で勤める際に気をつけるポイント

40代から看護師で勤める際に気をつけるポイントは2つです。

◎指導を受けるときは素直に受け入れる
◎コミュニケーションを積極的に取る

それぞれ見ていきましょう。

 

■指導を受けるときは、素直に受け入れる

新卒として就職後は、年下の方に指導してもらう機会が多くなりますが、職場では先輩のため、自分が年上であるというプライドは忘れて仕事に取り組みましょう。

 

学校で学んだ知識をすぐに職場で活かすのは難しいです。学んだことをメモにまとめたり、ファイリングしたりしてすぐ見れるようにしておくと、患者様の疾患の理解につながり質の高いケアを提供できます。

 

訪問看護では入職してから数カ月は同行訪問や研修を実施しています。同行訪問や研修で知識と技術を身につけることが可能です。

 

■コミュニケーションを積極的に取る

40代の看護師として新卒で入職すると、20代の方は話しかけることをためらうかもしれません。積極的に挨拶をしたり、疾患の看護で気になる点を質問したりすると、コミュニケーションが円滑に取れるようになるでしょう。

 

もちろん、入職後すぐにプライベートな質問などは控えましょう。お互いの距離感を持ちながら数カ月かけて信頼関係の形成が大切です。

看護師は40代からでも目指せる!あなたに合った就職先を選ぼう

今回は、看護師を40代から目指す方法について解説しました。

 

看護師を40代から目指す方法は下記の4つで、最短3年で取得可能です。


◎看護大学
◎看護専門学校
◎看護短期大学
◎准看護学校から看護専門学校

 

看護師として働く際には様々な就職先があります。患者様と1対1で関わりたいと考えている方は訪問看護がおすすめです。近年は新卒の方を採用している事業所も増えています。

 

コルディアーレは、精神科に特化した訪問看護ステーションでオンコールがなく、ワークライフバランスを保ちながら働くことが可能です。

 

興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

 

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