「体力がないと看護師として働けないの…?」
「体力がない看護師でも働ける職場を知りたい…」
と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
体力がないと感じている看護師の方も働ける場所があります。一般的に看護師が働く場所は、治療の多い急性期やリハビリを主に行う回復期の病院が想定されています。
しかし、精神科訪問看護やデイサービス、クリニックなどは体力がない方も働きやすい職場があるのです。
この記事では、体力がない看護師が働ける理由や無理なく働ける職場の特徴を解説します。他にも働きやすい職場や取り入れたい生活習慣についてもお伝えします。
体力がないと感じている看護師でも働くことが可能です。看護師が働く場所は、病院や施設、企業などがあります。
一般的に体力が必要と言われる理由は、主に看護師が働く場所である急性期病院を想定しているからです。急性期病院では夜勤があったり、仕事がマルチタスクになっていたりと常に忙しい環境になっています。
しかし、訪問看護ステーションや施設、企業などは急性期病院と比較して、業務量が少なく、体力がないと感じている看護師も働きやすい職場です。
体力がないからといって、看護師として働くことを諦める必要はありません。体力がないと感じている方は、働く場所を選ぶと問題なく働けるでしょう。
看護師で体力のない方が無理なく働ける職場の特徴は以下の通りです。
◎休日が多い
◎残業時間が少ない
◎身体への負担が少ない
◎夜勤の有無を選択できる
1つずつ見ていきましょう。
看護協会の調査によると、病院など看護師が働く場所の休日数は下記のようになっています。
100日未満 |
2.7% |
100~110日未満 |
15.8% |
110~120日未満 |
28.3% |
120~130日未満 |
39.5% |
130日以上 |
9.6% |
就業場所によっては、休日数が約30日も変わってしまうのです。体力がないと感じている方が看護師として働くときは、休日数の多い場所を選びましょう。
休日が多ければ、リフレッシュできる機会が増えたり、ワークライフバランスを整えられたりするでしょう。
休日数と合わせて有給消化率も見ておくと、さらに休日数を増やすことが可能です。
有休消化率は、病院のホームページから募集要項を参考にすると記載されています。記載されていない場合は、面接時や求人の問い合わせる際に確認しましょう。
参考:2019年 病院および有床診療所における看護実態調査報告書|日本看護協会
体力がない方は、残業の日々が続くと働き続けるのは難しいため、残業時間が少ない就業場所を選びましょう。
病院に勤務していると、前残業や後残業があります。残業時間は病院によって違いますが、前残業と後残業を合わせて約1時間程度です。しかし、忙しい病院の場合は、残業が2~3時間になることもあるのです。
残業が続いてしまうと休む時間が少なくなり、疲労が回復しません。その状態で仕事をすると、さらに疲れが溜まってしまう悪循環となってしまいます。
働こうと考えている病院や企業の残業時間を知るためには、病院で働く看護師の口コミサイトや面接時に確認すると良いでしょう。
身体への負担は、疲労と大きな関係があります。体位変換や入浴介助の回数が多い施設や慢性期の病院では、仕事内容はルーチンワークですが身体的な負担が大きいです。
残業が少ないなどのメリットがあっても、身体的負担が大きい場所で働くと疲れを感じやすくなるでしょう。
今までに解説した、働きやすい職場の特徴をすべてクリアできる就業場所は、少ないのが現状です。就業場所を選ぶときには、あなたの譲れない条件と妥協しても良い条件を考えておきましょう。
たとえば、身体への負担があっても休日数があれば問題ないなど、一人ひとり良い条件は異なります。条件を決めておくと、就業先を選ぶときに迷うことが少なくなるでしょう。
夜勤の有無を選択できる場所を選ぶことが大切です。厚生労働省によると、病院に勤務している看護師の約3人に1人は、1ヶ月で夜勤が72時間以上あると報告しています。
夜勤の時間が多くなると、生活リズムが崩れやすくなります。夜勤明けの日には、寝付きが悪くなったり、ストレスで食べ過ぎたりした経験がある方もいるのではないでしょうか。
夜勤をすると、サーカディアンリズムを整えるメラトニンの分泌量が減少し生活リズムが乱れてしまいます。
生活リズムが乱れると、睡眠不足やストレスが溜まり、疲労を感じやすくなってしまうのです。疲労を少なくするために、夜勤の有無を選択できる職場で働きましょう。
参考:看護師等(看護職員)の確保を巡る状況|厚生労働省
体力がない看護師が働きやすい職場は4つあります。
◎精神科訪問看護
◎クリニック
◎健診センター
◎デイサービス
それぞれ解説します。
精神科訪問看護は、精神的な障害を抱える方のケアに関わる職場です。主な業務は、服薬管理や、利用される方の精神状態を観察したり、セルフケアを援助したり、ご家族のサポートをしたりします。
一般的な訪問看護では、体位変換やおむつ交換、褥瘡のケアなど身体的な負担のある業務もあります。しかし、精神科訪問看護であれば身体的な負担が少なく、夜勤のないステーションもあり働きやすいでしょう。
精神科訪問看護の仕事内容や当ステーションの特徴について、下記の記事で詳しく解説しているため参考にしてください。
精神科訪問看護の仕事内容とは?看護師の役割やスケジュールを解説!
東京の精神科訪問看護で働くメリットは?当ステーションの特徴も解説!
クリニックは夜勤がなく、残業時間の少ない場所が多いです。しかし、診療科によっては患者が多かったり、残業があったりします。休日数もクリニックによって異なるため、場所によっては忙しい可能性もあるでしょう。
クリニックごとに就業条件が異なるため、働こうと考えている場所の募集要項を確認しておきましょう。
■健診センター
健診センターは、採血や心電図、身長や体重測定などの健康診断を行う場所です。
利用する方は事前に決まっており、残業はほとんどありません。土日が休日となっているセンターが多いため、休日数も確保可能です。仕事内容も健康診断の内容のため、体力がない方も働きやすいでしょう。
しかし、健診人数が多いときは、約100人程度採血する日もあるため採血のスキルが必要です。
デイサービスは、高齢の方が日中に利用する施設です。デイサービスの看護師は、主に体温や血圧測定、利用される方の観察を行います。施設によっては、入浴を担当する機会があるため、体力が必要なこともあります。
しかし、デイサービスを利用する方は自分で動ける方が多く、病院の入浴介助と比較すると身体的な負担は少ないでしょう。
デイサービスは利用時間が決まっており残業時間が少なく、休日も決まっているため体力が少ない方でも働きやすいです。
体力がないと感じている看護師が、毎日の生活で取り入れたい習慣は2つです。
◎適度な運動をする
◎睡眠をしっかり取る
体力がないと感じている方は日々の生活習慣を見直してみると良いでしょう。上記の2つを取り入れると、疲労感の軽減に期待できます。
適度な運動は、程よい疲労を感じて睡眠の質を高められます。運動を取り入れることで体力がつく可能性も期待できるでしょう。
体力がないと感じている方は、1日10分のウォーキングから取り入れてみましょう。少ない時間であっても、運動をする習慣が身につくと体力向上に期待できます。
睡眠は、1日の疲労を回復するために重要です。理想の睡眠時間は決まっていませんが、大体6時間程度が目安となっています。
6時間の睡眠を取り、日中に眠くなる場合は7時間に調整するなどあなたに合った睡眠時間を取りましょう。
今回は、体力がない看護師でも働けるのかについて解説しました。体力がないと感じている看護師も働くことが可能です。
無理なく働ける職場の特徴として、下記があります。
◎休日数が多い
◎残業時間が少ない
◎身体への負担が少ない
◎夜勤の有無を選択できる
上記すべての条件をクリアできる職場は多くありません。あなたの中で重視する条件を決めておきましょう。おすすめの勤務先は精神科訪問看護です。
精神科訪問看護は、身体的な負担が少なく、残業時間もほとんどないため、体力がなくワークライフバランスを重視したい方に向いています。
コルディアーレは精神科訪問看護ステーションで夜勤がありません。働き方も選択可能で、週休3日制で就業できます。
体力がないと感じている方も当ステーションで働いてみてはいかがでしょうか。コルディアーレが気になる方は、下記のお問い合わせからご相談ください。