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日勤のみの看護師がきつい理由とは?きつさを解消できる職場も紹介

不規則な夜勤のつらさや家庭の事情から、日勤のみの看護師を検討する人は少なくないでしょう。

しかし、日勤のみの勤務はそれなりの「きつさ」を感じる人も多いようです。

今回は日勤のみがきついと言われる理由と、日勤のみを希望する人におすすめの職場を紹介します。

日勤と夜勤どちらが楽かは、どのような働き方を望むかによっても違いますが、この記事を参考にご自分に合った職場を見つけてみてください。

日勤のみの働き方ができる看護師の職場とは?

日本看護協会の「2021年 看護職員実態調査」によると「職場に夜勤はない」と回答した人は14.6%、「職場に夜勤はあるが現在は日勤のみ」と回答した人は15.5%で、全体の約30%の看護師は日勤のみで働いているという結果でした。

 

日勤のみの働き方ができる職場としては、以下のようなところがあります。

 

病院

基本的には正社員として交代制勤務が多い

病院によっては日勤のみの正社員やパートを募集しているところもある

クリニック

日祝日を除く日勤のみの勤務が基本

入院施設があるクリニックは当直がある場合も

訪問看護

基本的に平日の日勤のみの勤務

夜間はオンコール体制をとっている事業所が多い

訪問看護と精神科訪問看護がある

日勤のみの看護師がきつい5つの理由

日勤のみの働き方でも病院やクリニックなど、選ぶ職場により特徴は違います。

職場ごとの特徴にもふれながら、日勤のみの看護師がきついと言われる理由を具体的に見てみましょう。

 

◾︎日勤のみだと収入が下がる

日本看護協会の調査をもとに算出すると、看護師の夜勤手当は月4〜5万円程度が相場のため、日勤のみの勤務では単純に夜勤手当分の給料は下がることになります。

ただし病棟やクリニック、企業などでもそもそもの基本給が高い職場もあるため、日勤のみの勤務を希望する場合は、基本給をチェックしてみましょう。

 

◾︎日勤の忙しさがきつい

病院は手術室や検査室、事務系の部署は平日の日中に稼働しているため、日勤帯は入退院や手術などで忙しくなりがちに。

そのうえ、医師からの指示受けや急な検査など、突発的な業務もあるので、日勤のみの看護師はハードワークできついと感じる人もいるようです。

日勤に忙しさが集中しない職場を選ぶなら、基本的に日中しか稼働していないクリニックや訪問看護がおすすめです。

 

◾︎残業になりがち

忙しい日勤帯の仕事は、残業にもなりがちです。

病院では、人数の少ない夜勤者に仕事の引き継ぎが頼みにくかったり、夕方の入院患者さんを日勤者で担当しなければいけなかったりと、残業になることがあるかもしれません。

クリニックは日中の仕事はすべてその日に終わらさなければいけないため、患者さんの多い日は残業になる可能性もあります。

せっかく夜勤を辞めて不規則な勤務からはなれても、予測できない残業が続くと日勤のみの勤務がつらく感じてしまうでしょう。

 

◾︎体力仕事が多く連勤になるときつい

さらに日勤の業務内容は立ちっぱなしや体力仕事が多く、連勤になるときつい場合もあります。

とくに病棟では入浴介助や検査にともなう患者さんの移乗、部屋移動など、日中は身体的な負担が大きい仕事が集中するため、日勤が続くと疲れがたまってしまうことも。

体力的に自信がなく日勤のみの働き方を検討している方は、日常生活援助が少なめの職場を探した方が良いかもしれません。

 

◾︎人間関係が複雑

日中は勤務している看護師が多いため、他の看護師と協力し仕事を進めなくてはいけません。

そのため、看護観や仕事の進め方の違いから合わない看護師がいれば、人間関係がつらくなってしまうこともあります。

また昼間は、医師やリハビリ担当者など看護師以外の人との関わりも増えるため、役割の違う複数の人との関わりのなかでストレスを感じる人もいるでしょう。

とくに看護師同士の人間関係が苦手な人は、ひとりで利用者さんを担当できる訪問看護師がおすすめです。

 

◾︎休みがとりにくい

日勤のみの看護師は、夜勤がないぶん平日休みが取りにくいのもきついと感じるポイントです。

病棟なら土日に出勤すれば平日休みもあるかもしれませんが、病棟は平日のほうが看護師を多く配置する傾向にあるため、つねに平日休みが取れるとは限りません。

クリニックや訪問看護は休業日が決まっているため、平日に休む場合は事前に仕事の調整をしたり有給を申請したりする必要があるでしょう。

日勤のみのきつさを解消するなら精神科訪問看護師

日勤のみのきつさを解消する職場として精神科訪看護師をおすすめします。

訪問看護などの在宅領域は看護師の転職意欲も高く、在宅医療を推進する国の方針により今後もさらに需要が高まるとされている仕事です。

訪問看護のなかでも、精神科訪問看護師は日勤のみでもおすすめできる職場として3つの特徴があります。

 

◾︎給料水準が高めでスキルアップもできる

勤務先別に、看護師の基本給と給与総額を比較しました。

平均基本給

平均給与総額

訪問看護

269,810円

367,775円

病院

277,695円

386,045円

クリニック

259,062円

354,562円

出典:2021 年 看護職員実態調査(日本看護協会)

 

訪問看護の平均給与は病院よりは低いですが、クリニックより高い水準となっています。

また、15年前にくらべると精神科の入院患者さんは4万人減少したのに対し、外来患者さんは1.7倍に増加しており、今後も精神科領域の在宅医療のニーズは高まると予想されています。

そのため、精神科訪問看護師ならニーズが高まる分野でスキルアップしながら、高い給料水準で働けます。

 

精神科訪問看護師の詳しい年収は、次の記事もご参照ください。

精神科訪問看護の年収事情は?平均年収や仕事内容をご紹介!

 

◾︎業務負担が少なくプライベートも大切にできる

精神科訪問看護は、利用者様とのコミュニケーションが中心で医療処置が少ないため、体力に自信のない方も安心して働けます。

基本的に土日が休みの事業所が多く、ワークライフバランスを確保した働き方ができるのも魅力です。

24時間対応している事業所ではオンコール当番を担当しなければならないため、家庭の事情などでオンコール対応が難しい方は入職前に相談するか、24時間対応していない事業所を選ぶと良いでしょう。

 

◾︎利用者さんとの人間関係が中心

精神科訪問看護は基本的に看護師がひとりで利用者様を訪問するので、複雑な人間関係が苦手な方にもおすすめできる職場です。

もちろん、利用者様や利用者様をサポートする他職種、同じ事業者のスタッフとのコミュニケーションは必須ですが、病院などのように忙しいなか他の人と協力して業務するのではなく、利用者様とじっくり関わりながら人間関係が築けるやりがいがあります。

その他、精神科訪問看護師のメリットややりがいについて、詳しく知りたい方はこちらの記事もご参照ください。

訪問看護のやりがいは?現役看護師が挙げるリアルな「転職メリット」13選をご紹介!

日勤のみでもきつくない精神科訪問看護で働こう!

夜勤の不規則な生活から抜け出すために日勤のみの看護師になったとしても、選ぶ職場によっては業務量が多く収入が下がってしまうこともあります。

精神科訪問看護なら、日勤のみでも身体的な負担は軽く安定した収入が得られるでしょう。

全国20ヵ所に拠点がある精神科医訪問看護のコルディアーレは、勤務時間や休みなど複数の雇用体系を取り入れ、看護師さんが働きやすい環境を整えています。

精神科が未経験の方、ブランクがある方も積極的に採用しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

 

精神科訪問看護師については、こちらの記事も参考にしてみてください。

精神科訪問看護の具体的な仕事内容は?訪問の流れ、一般病棟勤務との違いを解説

精神科訪問看護師になる条件とは?必要な資格について解説

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