「子育てが一段落して看護師として復帰を考えていて訪問看護が気になる…」
「訪問看護と子育ては両立できるの?」
「訪問看護と子育てを両立するために知っておくポイントはある?」
「子どもが小さいときの働き方にはなにがあるの?」
と悩んでいませんか?
訪問看護は、勤務時間が規則的で残業が少ないため、子育てと両立が可能です。訪問看護と子育てを両立するためには、ステーションの業務時間や残業の有無、子育てママの在籍人数を知っておくと良いでしょう。
この記事では、訪問看護と子育てが両立できる理由や、両立するために知っておくポイントを解説します。また、子どもが小さいときの看護師の働き方についてもお伝えします。
訪問看護と子育てが両立できる理由は4つです。
◎勤務時間が規則的
◎残業が少ない
◎直行直帰ができる
◎夜勤がない
1つずつ解説します。
訪問看護は、働く時間が9時~17時など規則的なことが多いです。
病院では、早出・日勤・遅出など、変則的な勤務を経験した方もいるのではないでしょうか。変則的な勤務では、子どもの保育園のお迎え時間を調整したり、パートナーや家族に協力を依頼したりと気を遣うことが多くなります。
勤務時間が規則的であれば、家族やパートナーに毎回協力を依頼せずに済むため、気が楽になります。
訪問看護ステーションの中には土日休みを採用している会社があるため、平日はしっかり働いて土日は家で子どもと関わりを持てるなど、仕事と子育ての両立が可能です。
当ステーションでは日曜日を固定休としており、働き方次第で土日祝は休むことが可能です。
訪問看護は病棟と比較して残業時間が少ないです。訪問看護で残業になるケースは、急変時の対応や急な書類の作成などほとんどありません。
病棟では基本的に残業があります。日本看護協会によると、1ヵ月の残業時間が24時間以上あると答えた方は23%と報告されており、約4人に1人が長時間残業しています。
月に24時間以上残業があると、1日1時間は残業があり子育てと仕事の両立は難しくなる出しょう。
残業が少ないことで、保育園の迎えに行けたり、働きながら子どもと過ごす時間を確保できたりするメリットがあります。
参考:日本看護協会「2021年 看護職員実態調査」
訪問看護は、自宅から利用される方の自宅に訪問ができるステーションがあります。業務時間が終了している場合は、利用される方の住宅から自宅へ帰宅も可能です。
直行直帰ができると、保育園の送り迎えがしやすかったり、時間を有効活用できるため家庭と仕事を両立しやすくなったりするメリットがあります。
直行直帰できるかはステーションによって異なるため、気になる方は確認しておきましょう。
訪問看護は基本的に夜勤がありません。しかし、24時間体制を採用している訪問看護ステーションでは、夜勤をおこなっている場合があるため注意してください。
厚生労働省によると24時間体制を採用している訪問看護は、88.3%と報告されています。
また、夜勤ではなくオンコール体制を採用しているステーションもあります。
オンコールは夜勤ではありません。しかし、オンコールは利用されている方から要請があり、必要と判断した場合は夜であっても訪問する必要があるのです。
子育てをしながらの場合、オンコールや夜勤のある働き方はパートナーや家族からの理解を得る必要があります。
参考:厚生労働省「第1回看護師等確保基本指針検討部会」
子育てしながら訪問看護で働こうと考えている方が気をつけるポイントは以下のとおりです。
◎業務内容
◎勤務時間
◎残業時間
◎フォロー体制
◎オンコールの有無
◎子育てしているスタッフの有無
それぞれ見ていきましょう。
■業務内容
訪問看護の業務内容は、ステーションによって異なります。褥瘡の処置や人工呼吸器の管理、おむつ交換など利用される方やステーションによってさまざまです。
子育てをしている方はブランクのある方が多く技術面で不安な方もいるでしょう。
業務内容を確認しておくと、自身のスキルでできる業務なのか判断できます。スキルが身についてない業務であったとしても、働きながら身につけられるため安心してください。
精神科訪問看護では、利用される方のセルフケアを支援したり、服薬管理を行ったり、コミュニケーションを図って精神状態を観察したりする業務が主であり、医療的な処置は少ないです。
より詳しく精神科訪問看護の業務内容を知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
精神科訪問看護の具体的な仕事内容は?訪問の流れ、一般病棟勤務との違いを解説
子育てをしている方は勤務時間を確認しておきましょう。子どもが保育園や幼稚園を利用している場合は、送迎やお迎えの時間に合わせる必要があるからです。
ブランクのある方は、いきなりフルタイムで働くことが難しいと感じるかもしれません。
当ステーションは、週休3日で勤務したり、1日3件から始められるパートタイムの勤務体系を取り入れています。子育てと訪問看護を両立するために、働きたいステーションの勤務形態を確認しておきましょう。
当ステーションの働き方については下記の記事で解説しているため参考にしてください。
東京の精神科訪問看護で働くメリットは?当ステーションの特徴も解説!
訪問看護ステーションによっては残業があります。給料に固定残業代が含まれている場合は、残業があると考えておいた方が良いでしょう。
残業時間が多くなると、家庭のことができず仕事と子育ての両立が難しくなってしまいます。残業時間はステーションによって異なるため、事業所に問い合わせてみましょう。
子育てが一段落して看護師に復帰する方は、フォロー体制を調べておきましょう。ブランクがあると、知識や技術で不安な点があるのではないでしょうか。
フォロー体制が整っている場合、同行訪問や研修が充実しているため不安を軽減しながら働くことが可能です。
当ステーションは、同行研修やフォローアップ研修を約4ヵ月行っているため、初めて訪問看護で働く方も安心してください。
先ほども解説したようにオンコールは、必要に応じて夜間に訪問する可能性があります。子どもを夜間に1人にしたくない方や、家族の協力が難しい場合は、オンコールの有無を事前に確認しておきましょう。
もし、家族やパートナーの協力が少し得られる場合は、オンコールの頻度を確認しておくことが大切です。オンコールの頻度によっては、子育てと家族の両立が難しくなるからです。
当ステーションではオンコール体制を採用していないため、夜間は安心して子どもと過ごせるため安心してください。
子育てしているスタッフの有無は、働くうえで重要です。訪問看護師は落ち着きながら働きたいと考えている方が多く、子育てママが働いているステーションも多くあります。
職場に子育てママがいると、子どもの急な体調不良により休む場合も周囲の理解が得やすいです。
また、自分が休むこともあれば他のママが休む場合もあるため、お互いに助け合いながら働くことが可能です。子育てママがいると、家庭で悩んでいることも相談しやすいでしょう。
子どもが小さいときの働き方は以下のとおりです。
◎フルタイム
◎日勤常勤
◎パート
1つずつ解説します。
■フルタイム
フルタイムで働くとパートと比較して高い給料が望めます。しかし、病棟のフルタイムでは残業が多かったり夜勤があったりと家族やパートナーの協力が必須といえます。
また、子育てしながらのフルタイムでは土日は休む必要があり、平日に勤務が集中して自分の疲れが取れないこともあるのです。
家族の協力が得られず、夜勤のあるフルタイムで働く場合は、小さい子どもを育てながら仕事を両立するのは難しいかもしれません。
■日勤常勤
日勤常勤は、夜勤がなく働けるため肉体的には疲れにくいでしょう。
しかし、子育てをしている方は、土日を休日にしたいと考える方が多く連勤になりやすかったり、マルチタスクを連勤でこなすために疲れやすかったりします。
子育てをしながら日勤常勤で働く場合は、残業が少なくマルチタスクになりにくい訪問看護を検討すると良いでしょう。
■パート
パートは自分で働く時間を調整できるため、ブランクのある方や、小さい子どもを育てている方におすすめの働き方です。
短時間から子育てと仕事の両立に挑戦して、慣れてきたら勤務時間を増やしていくと良いでしょう。
今回は、訪問看護と子育てが両立できる理由や両立するために知っておきたいポイントについて解説しました。
訪問看護と子育てが両立できる理由は残業が少なく、勤務時間が規則的なため仕事と子育ての両立に挑戦したい方におすすめの働き方です。
訪問看護と子育てを両立するために知っておくポイントは、業務内容や勤務時間、残業時間、オンコールの有無などです。ポイントを事前に調べておくと、子育てと訪問看護の両立ができる職場に就職できる可能性を高められます。
コルディアーレは精神科訪問看護ステーションで、1日3件から始められるパートや週休3日の勤務体制、日曜日固定休など子育てをしている方が働きやすい環境を整えています。
当ステーションに興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。