「夜勤を始めたら体調が優れない日々が続いている…」
「看護師の夜勤は負担が大きくて精神的にきつい…」
と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
看護師の夜勤は、二交代制を採用している病院が多くあります。二交代の夜勤は長時間の勤務となるため、体調に影響を及ぼす可能性が高いです。
長期的に夜勤を続けると、身体的・精神的な疲労が蓄積してしまう場合もあります。
この記事では、夜勤はすべてがおかしくなると感じる理由や働き方を変えるメリットを解説します。
看護師で夜勤のない働き方も解説するため、夜勤を始めて体調が優れないと悩んでいる方は読んでみてください。
夜勤が始まって、すべてがおかしくなると感じる理由は、以下のとおりです。
◎ストレスが溜まる
◎睡眠の質が低下する
◎友人や同僚と予定が合わせにくい
◎性格が変わってしまう可能性がある
◎生活リズムが乱れて慢性疾患の発症リスクが高くなる
一つずつ解説します。
夜勤は慣れない時間に働くため、ストレスが溜まるかもしれません。
ストレスが溜まるとイライラしたり、疲れが取れなかったりして、さらにストレスを感じる悪循環となる可能性があります。
ストレスが溜まりすぎると、やる気がおきない、集中力の低下など、仕事に影響をきたす場合もあるのです。
夜勤は、普段寝ている時間に働くため、睡眠時間がバラバラになってしまいます。
夜勤を終えて日中に眠ると、太陽の光を浴びる機会がなく、セロトニンの分泌量が減少し、メラトニンの作られる量も少なくなります。
メラトニンの分泌が少ないと、サーカディアンリズムが乱れ、睡眠の質が低下する原因となるのです。
他にも、日中の睡眠では音や光による刺激が多く、眠りが浅くなる可能性があります。
睡眠の質が低下すると、身体は休まりますが、脳の疲労が回復できず、疲れを感じた状態で働くことが増えるでしょう。
睡眠の質の低下は、認知症やうつ病などの発症リスクを増加させる可能性があると報告されています。
参考記事:健康づくりのための睡眠ガイド 2023|厚生労働省
メラトニン|厚生労働省 e-ヘルスネット
夜勤で働くようになると、友人や職場の同僚と予定が合わせにくくなります。
お互いに夜勤で働いていると、あなたが夜勤明けの日に、同僚は日勤であったり夜勤入りだったりします。
お互いの予定が合わないと、遊びに行く機会が減るかもしれません。
友人や同僚と遊ぶことでストレス解消を図っている方は、ストレスが蓄積してしまい、身体的・精神的な影響を及ぼしてしまうでしょう。
長期的に夜勤を行いストレスがかかりすぎると。つらい状態が続いて性格が変わってしまうかもしれません。
ストレスがかかっている状態では、小さなことでイライラしてしまい、職場の方に対して強く当たってしまい、関係が悪化する原因になるでしょう。
夜勤で働くと、日勤・夜勤の変則的な体制で働くため、生活リズムが乱れやすくなります。
生活リズムが乱れると、夜に眠れなくなったり、食事を過剰に摂取してしまったりするでしょう。
不眠や暴飲暴食が長期的になると、不規則な生活習慣となり、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの慢性疾患を発症するリスクが増加します。
慢性疾患は一度発症すると、今後の生活に影響を与えるため、生活の質が低下する原因となるでしょう。
アメリカの研究によると、5年以上交代制夜勤をしている女性は、夜勤をしたことがない方と比較して、心血管による死亡率が高かったと報告されています。
現在は特に症状がなくても、将来的に夜勤をしていた影響があるかもしれません。
参考記事:Total and cause-specific mortality of U.S. nurses working rotating night shifts|American Journal of Preventive Medicine
夜勤はすべてがおかしくなると感じている方が、夜勤を辞めるメリットは3つあります。
◎生活リズムが整う
◎家庭と仕事の両立がしやすい
◎友人や同僚と予定を合わせられる
それぞれ解説します。
夜勤を辞めると、変則的な勤務がなく日勤のみで働けます。日勤のみの勤務であれば、生活リズムが整い、睡眠の質の改善につながるでしょう
睡眠の質が改善できると、疲労回復にも期待できます。
夜勤を辞めると、家庭と仕事の両立がしやすくなります。
夜勤があると、家庭のことは日中にしておかなければなりません。
しかし、日中に家庭のことをすると、夜勤前や夜勤後の仮眠が取れず、きついと感じながら毎日を過ごす原因になります。
働き方を変えることで、家庭と仕事の両立が可能となり、身体的な負担を軽減できるでしょう。
夜勤を辞めると、日中のみ働いている友人と予定が合わせやすくなります。
予定が合うと楽しみが増えて、仕事のストレスを軽減できるでしょう。ストレスが軽減できると、意欲的に仕事に取り組めるかもしれません。
看護師が夜勤でおかしくなると感じるときにおすすめの職場は、以下の3つです。
◎精神科訪問看護
◎健診センター
◎クリニック
それぞれの特徴を解説するため、夜勤のない職場に転職したいと考えている方は参考にしてください。
精神科訪問看護は、精神的な障害を抱える方の自宅に訪問する仕事です。
訪問看護師は、利用される方のバイタルサイン測定や精神状態を観察して、普段と変化がないかを確認します。
精神科訪問看護であるコルディアーレでは、夜勤がなく日勤のみで働くことが可能です。訪問看護は、オンコールを採用している事業所が約8割あります。
しかし、コルディアーレはオンコールを採用しておらず、平日のみの勤務が可能なため、夜勤で体調を崩してしまった方も働きやすい環境が整っています。
当ステーションの特徴や精神科訪問看護の仕事内容は、下記の記事で解説しているため参考にしてください。
関連記事:東京の精神科訪問看護で働くメリットは?当ステーションの特徴も解説!
精神科訪問看護の具体的な仕事内容は?訪問の流れ、一般病棟勤務との違いを解説
参考記事:訪問看護|厚生労働省
健診センターは、健康診断を主に行う医療機関です。主な業務は健診のための採血や血圧測定・心電図検査等です。
予約の健診がほとんどのため、残業がなく、夜勤もありません。
夜勤があるときついと感じる方で、採血の看護技術を維持したい方は健診センターで働くと良いでしょう。
クリニックは、日勤のみで働ける場所がほとんどです。医師の診察をサポートしたり、受診のきっかけとなった症状を確認したりします。
透析クリニックのように、夜間に透析を実施する体制を整えている場合は、夜勤があるかもしれません。
クリニックに転職するときは、勤務体制をしっかり確認しておきましょう。
今回は、夜勤はすべてがおかしくなると感じる理由や、働き方を変えると改善に期待できるポイントについて解説しました。
夜勤で体調がおかしくなると感じる原因は、下記のとおりです。
◎ストレスの増加
◎睡眠の質の低下
◎生活リズムが乱れてしまう
◎同僚や友人と予定が合わないことによるリフレッシュ不足
夜勤は変則的な勤務となり、慣れない方はメンタルや身体に影響を及ぼす可能性があります。
夜勤を始めて体調が優れないと感じたときは、夜勤のない働き方を検討する時期かもしれません。
精神科訪問看護であれば夜勤がなく働けるため、生活リズムが乱れるリスクを軽減しながら働けるでしょう。
当ステーションは、精神科に特化した訪問看護です。精神的な障害を抱える方への看護経験がない場合も働けるため安心してください。
夜勤がない職場で働きたいと考えている方は、精神科訪問看護に挑戦してみましょう。当ステーションに興味のある方は、下記のCONTACTよりお問い合わせください。