精神科に特化した訪問看護ステーション コルディアーレ

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看護師で急性期病棟に向いてないと感じる理由や特徴は?働きやすい職場も解説

「急性期病棟に向いてないと感じる…」
「毎日の学習がつらい…」
「急性期に向いてない看護師が働きやすい職場はあるの?」
と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

 

急性期病院は複数の患者様を受け持っており、毎日学習が必要であったり、残業時間が多かったり、体力が必要であったりするため向いてないと感じる方がいます。

 

急性期が向いてないと感じる方が働きやすい職場は、訪問看護や回復期病院、慢性期病院などです。

 

この記事では、急性期に向いてない看護師の特徴や、向いてないと感じながら働くデメリットを解説します。また、急性期に向いてない看護師が働きやすい職場についても解説します。

 

当ステーションは精神科訪問看護で、落ち着いて働きたいスタッフが多く在籍しています。転職を考えている方は、お気軽にお問い合わせください。

急性期に向いてない看護師の5つの特徴

急性期に向いてない看護師の特徴は、下記のとおりです。

 

◎患者と時間をかけて関わりたい
◎常に勉強を続けるのは難しい
◎体力がない
◎失敗を引きずってしまう
◎のんびりした性格と思っている

 

上記が当てはまる方は、急性期病棟に向いていないと感じやすいかもしれません。1つずつ解説します。

 

■患者様と時間をかけて関わりたい

 

急性期病棟は複数の患者様を受け持っているため、一人ひとりに時間をかけた関わりが難しいです。ほとんどの患者様は治療が終わると、回復期病院や慢性期病院に転院となるため、長期的に関わりを持てません。

 

患者様と時間をかけて関わりたいと考えて急性期病院で働いている方は、希望通りの関わりができず、やりがいを感じにくいでしょう。やりがいを感じられないと「急性期が向いていないかも」と思う原因になってしまいます。

 

患者様と時間をかけて関わりたい方は、訪問看護のような一対一の環境がおすすめです。

 

■常に勉強を続けるのは難しい

 

看護師は、常に新しい知識を勉強する必要があります。急性期病院であれば、疾患の治療方法や新しい薬の効果などを把握したり、経験の少ない診療科に異動になったりするため、勉強の継続が必須です。

 

長期的に学習できると知識が豊富となり、ジェネラリストを目指せるでしょう。しかし、新人看護師の頃は学習意欲があったとしても、長期的にモチベーションを保ち続けることは難しく、途中で疲れてしまう可能性があります。

 

慢性期病院や精神科訪問看護の場合は、患者様や利用される方の疾患がほとんど決まっているため、学習する頻度は少なくなるでしょう。

 

■体力がない

 

急性期病院は、二交代や三交代、夜勤など変則的な勤務体制を取っている病院があります。二交代であれば夜勤は約16時間となるため、体力が必要です。

 

日勤でも、患者様の体調変化や急変などで予定通りに業務が進まないこともあります。常に優先順位を考えて仕事をするため、精神的な体力も必要なのです。

 

体力がない場合は、疲労が蓄積して急性期に向いてないと感じてしまうでしょう。

 

■失敗を引きずってしまう

 

失敗を引きずってしまう方は、急性期に向いてないと感じやすいです。マルチタスクで仕事に取り組むため、ときには失敗します。

 

失敗により、アクシデントを起こしたり、患者様の体調が変化したりするかもしれません。しかし、失敗を引きずってしまうタイプの方は、次もミスしないか不安になります。

 

反省は大切ですが、失敗を長期的に引きずってしまうと、さらなるミスに繋がったり、自信がない表情になったりと負のループに陥る可能性があるのです。

 

その結果、自分は急性期に向いてないと感じる原因になってしまうかもしれません。

 

■のんびりした性格と思っている

 

自分の性格をのんびりしていると思っている方は、急性期に向いてないと感じる原因の1つです。常に仕事を抱えている急性期の看護師は、のんびりしていては仕事がスムーズに進まないからです。

 

のんびりした性格だと思っていても仕事ができる方もいます。しかし、効率的に働くスキルを身につけていなければ難しく、急性期には向いてないと感じてしまうでしょう。

急性期に向いてないと感じながら働くデメリット

急性期に向いてないと感じながら働くデメリットは主に2つです。

 

◎心身に影響を及ぼす可能性がある
◎ワークライフバランスを保てない

それぞれ見ていきましょう。

 

■心身に影響を及ぼす可能性がある

 

急性期が向いてないと感じながら働いていると、ストレスを感じて心身に影響を及ぼす可能性があるのです。

 

厚生労働省によると、令和4年度に精神的な障害を抱えた方のうち、看護師など医療職は全体の約24%を占めていると報告されています。

 

急性期病院では、看取りを経験したり、悲惨な事故に遭った方の処置などを行ったりするため、ストレスを感じやすく精神的な負担もあります。

 

働くモチベーションがなくストレスを感じ続けると、心身に影響を及ぼす可能性があるため注意しておきましょう。

参考:令和4年度「過労死等の労災補償状況」を公表します|厚生労働省

 

■ワークライフバランスが保てない

 

ほとんどの急性期病院では、残業がありワークライフバランスが保てません。厚生労働省によると、平成29年度の看護職員の平均残業時間は、10.3時間と報告されています。

 

上記は平均残業時間であり、前残業や後残業を含めると10時間より多く残業している方もいるのではないでしょうか。近年はコロナウイルスの影響もあり、残業時間がさらに増えた可能性があります。

 

残業時間が多くなると、ワークライフバランスが保てず自分の時間が持てません。趣味にかける時間が減るとリラックスできず、精神的な疲れを解消できない日々が続き、燃え尽き症候群を起こしてしまうリスクもあるのです。

 

ワークライフバランスを保ちたい方は、クリニックや訪問看護、デイサービスなど残業時間の少ない職場を検討すると良いでしょう。

参考:医療従事者の受給に関する検討会 第3回|厚生労働省

急性期病棟が向いてない看護師が辞める3つの理由

急性期病棟が向いてない看護師が辞める理由は主に3つあります。

 

◎肉体的に疲れてしまった
◎急性期が向いてないと感じる
◎ワークライフバランスが保てず辛い

1つずつ解説します。

 

■肉体的に疲れてしまった

 

急性期は、日勤や夜勤で日々体力を消費します。長期的に働いていると、肉体的に疲れてしまったと感じて辞める方が多いのです。

 

ある研究によると、夜勤を行っている方は、行っていない方と比較してサーカディアンリズムの乱れが起こると報告されています。サーカディアンリズムが乱れると、疲労や不眠などの症状として現れます。

 

継続的に夜勤を行うと短い睡眠時間が続き、疲労が蓄積して肉体的に疲れてしまったと感じやすくなるでしょう。

参考:深夜勤務労働が看護師に及ぼす影響ー深夜勤務中の活動量,眠気,疲労感および生理学的指標の変化ー|日本医療・病院管理学会誌 2011.7

 

■急性期病院が向いてないと感じる

 

上記でも解説したとおり、急性期病院が向いてないと感じる状態で働いていると、やりがいを感じられずストレスも溜まってしまいます。

 

やりがいを感じるために、自分がやりたいと考えている看護を実践できる環境や、落ち着いて働ける環境に職場を変えようと思い、急性期を辞める看護師が多いのです。

 

■ワークライフバランスが保てず辛い

 

ワークライフバランスが保てないと、今後のライフプランに影響を及ぼします。

 

独身や若いときは仕事にやりがいを感じられていても、年齢を重ねて自分の時間が欲しくなったり、家庭との両立を考えたりすると、ワークライフバランスは重要です。

 

家庭と仕事の両立ができるように、時短勤務などを取り入れている病院もあります。しかし、同僚が独身の方が多いと家庭と仕事の両立に対して理解が得られにくく、家庭のことを相談しづらいため、辛いと感じる一面もあります。

 

厚生労働省によると、看護師の退職理由として「出産・育児のため」「結婚のため」などワークライフバランスを保てるように、病院を辞める方は多くいるのです。

参考:医療従事者の受給に関する検討会 第3回|厚生労働省

急性期に向いていないと感じる看護師が働きやすい職場

急性期に向いてないと感じる看護師が働きやすい職場を2ヵ所あります。

 

◎訪問看護
◎回復期・慢性期病院

それぞれ解説します。

 

■訪問看護

 

訪問看護は一対一の関わりを持てる職場です。利用される方と深く関わりたいと考えている方におすすめです。

 

訪問看護には、身体的な障害や疾患を抱えている方を対象とする訪問看護、精神的な障害を抱える方を対象とする精神科訪問看護があります。

 

当ステーションは精神科訪問看護ステーションで、利用される方と時間をかけて関わることが可能です。

 

精神科に特化しているため、複数の診療科目を取り扱っている病院と比較して、学習量は少なくなるでしょう。

 

訪問看護と精神科訪問看護の違いについて、下記の記事で詳しく解説しているため参考にしてください。

関連記事:精神科訪問看護と訪問看護はなにが違う?サービス内容・制度・費用の違いについて解説

 

■回復期・慢性期病院

 

回復期病院や慢性期病院は、急性期の症状から落ち着いた方が転院する病院です。急性期と比較して症状は落ち着いている方が多く、業務量も少ないです。

 

しかし、複数の患者様を受け持ち、体位変換やおむつ交換など体力的な仕事もある点には注意してください。慢性期病院は症状が安定している方が多く、残業時間はほとんどないでしょう。

急性期に向いてない看護師は他の現場で発揮できる力がある!

今回は、急性期が向いてないと感じる看護師の特徴や、働き続けるデメリットについて解説しました。

 

急性期は長期的に学習を続ける必要があったり、患者様と時間をかけて関われなかったりなど、向いてないと感じる看護師もいます。

 

急性期に向いてないと感じる方は、訪問看護や回復期病院、慢性期病院など、今の職場から転職を検討すると良いでしょう。

 

コルディアーレは精神科訪問看護ステーションで、患者様と時間をかけて関わることが可能です。精神科や訪問看護の経験がない方も、当ステーションで活躍しています。

 

ステーションの特徴について下記に記事で解説しているため、参考にしてください。

関連記事:東京の精神科訪問看護で働くメリットは?当ステーションの特徴も解説!

 

精神科訪問看護に興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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