精神科に特化した訪問看護ステーション コルディアーレ

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訪問看護をやめたいと悩んでいるときの対処法は?退職して問題ないケースも解説

「訪問看護をやめようか悩んでいる…」
「訪問看護に転職したけど忙しくてやめたい」
「やめたいと悩んでいるけど次の職場をどうしよう…」

と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

 

訪問看護は決まった時間で業務を行うため、業務量が多く訪問看護をやめたいと感じる方がいます。訪問看護をやめたい理由が、業務量や環境であれば、働く環境を変えてみると解決できるかもしれません。

 

この記事では、訪問看護をやめたいと悩んでいる方が退職しても良い3つのケース、訪問看護をやめたいと思う5つの理由について解説します。また、訪問看護師をやめたいと悩んでいるときの3つの対処法についてもお伝えします。

訪問看護をやめたいと悩んでいる方が退職しても良い3つのケース

訪問看護をやめたいと悩んでいる方が退職しても良いケースは下記の3つです。

 

◎訪問看護の仕事が向いてないと感じる
◎自転車や車での移動が負担に感じる
◎1人で判断するプレッシャーに勝てない

 

それぞれ見ていきましょう。

 

■訪問看護の仕事が向いてないと感じる

 

訪問看護は、利用される方と個別に関わりを持てるため、じっくり向き合って看護が可能です。しかし、訪問看護の仕事量は多く、病棟とは違った忙しさがあり訪問看護が向いていないと感じるケースがあるのです。

 

訪問看護は利用される方と関われる時間が決まっているため、時間内で業務を行えるように手順を考えなければいけません。

 

業務に慣れるまでは、訪問看護の仕事が向いてないと感じるでしょう。

 

訪問看護を約3ヶ月~半年続けても向いてないと感じる際は、やめても問題ありません。しかし、訪問看護の業務量が多くて向いてないと感じている場合は、精神科訪問看護への転職を検討してみると良いかもしれません。

 

精神科訪問看護は、一般的な訪問看護と比較して身体的な負担の多い業務が少なく、時間内で仕事が終わるからです。

 

■自転車や車での移動が負担に感じる

 

訪問看護の移動手段は、自転車や車がほとんどです。移動する際は、次の訪問先に間に合うか不安になったり、交通事故に巻き込まれるリスクがあったりと負担に感じることがあり、ストレスになってしまいます。

 

車での移動であれば、運転に不安があったり、目的地までの移動時間が交通状況によって変わったりして、負担に感じることもあるでしょう。自転車であれば、雨の日や坂が多い地域では大変に感じる可能性が高いです。

 

2021年に行われた研究によると、移動の際に非効率的なスケジュールで組まれていると、就業意欲が低下したと報告されています。移動のしやすさは働く意欲に繋がるため、重要です。

 

訪問看護をやめたい理由が移動による負担の場合は、訪問間隔にゆとりのあるステーションを選ぶと負担を軽減可能です。

 

しかし、訪問スケジュールは毎日変わり、ときには間隔が短い場合もあり解決が難しいため、働く職場を変えることも1つの解決手段でしょう。

参考:移動に対する負担感および管理者のサポートと訪問看護師の就業継続以降との関連│横断研究 2021 41巻 P122-131

 

■1人で判断するプレッシャーに勝てない

 

訪問看護は慣れてくると、1人で利用される方の自宅などに訪問します。訪問時に急変に遭遇した場合は、1人で判断する必要があります。

 

日中であれば救急要請が必要なのか、管理者や同僚に相談可能です。

 

しかし、夜間に訪問した場合は医師に報告する必要があるのか、管理者に報告する必要があるのかなど、あなたの判断次第で利用される方の今後の人生を変えてしまう可能性があるのです。

 

1人で判断するプレッシャーに勝てない方は、夜間帯の訪問看護がないステーションや、日中に相談しやすい環境が整っているステーションへ、転職を検討してみると良いかもしれません。

訪問看護をやめたいと思う5つの理由

訪問看護で働いている方がやめたいと思う理由は、下記の5つです。

 

◎病棟と訪問看護の違いに慣れない
◎利用される方の家族との関わりが難しい
◎オンコールがストレスに感じる
◎思っていたよりも仕事量が多くて大変
◎自身の知識や技術に自信を持てない

 

1つずつ解説します。

 

■病棟と訪問看護の違いに慣れない

 

病棟と訪問看護の働き方の違いに慣れず、訪問看護をやめたいと感じるケースがあります。病棟では忙しいときに数人で協力して業務に取り組めますが、訪問看護は基本的に1人です

 

訪問看護に転職すると、しばらくの間は違いに慣れず大変なため、やめたいと感じるでしょう。病棟と精神科訪問看護の業務の違いについては下記の記事を参考にしてください。

精神科訪問看護の具体的な仕事内容は?訪問の流れ、一般病棟勤務との違いを解説

 

■利用される方の家族と関わりが難しい

 

訪問看護は利用される方の他に、家族も同時に関わることがあります。訪問看護の対象者は、利用される方とその家族となっており、利用される方と家族が安心して自宅で生活をできるように関わる必要があります。

 

利用される方の家族の中には、要望が多い方やこだわりのある方がいます。継続的に訪問すると家族への理解が深まり、要望やこだわりに自然と対応できるでしょう。

 

しかし、要望やこだわりがエスカレートするケースがあり、その対応に疲れてやめたいと感じてしまうのです。家族への対応が難しいと感じた場合は、管理者に相談して訪問回数を減らしてもらえないか相談してみましょう。

 

■オンコールがストレスに感じる

 

訪問看護のオンコール担当は、日中、夜間問わず電話がかかってきた際に対応します。ステーションによっては、シフト上は休みでもオンコール当番であれば対応する必要があり、リラックスして休めません。

 

せっかくの休日に「オンコールがあるかもしれない」と緊張状態で過ごすことになり、ストレスを感じてしまうでしょう。

 

半年に1回であれば我慢できるかもしれませんが、月に数回ある場合は、疲労やストレスが溜まってしまい、やめたいと感じてしまうのです。

 

オンコールをストレスと感じる理由や対策について、下記の記事で解説しています。気になる方は読んでみてください。

訪問看護のオンコールがストレスと感じる理由と対策を解説

 

オンコールを理由に訪問看護をやめたいと悩んでいる方は、オンコールのない当ステーションを検討してみてはいかがでしょうか。

 

当ステーションの特徴は下記の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

東京の精神科訪問看護で働くメリットは?当ステーションの特徴も解説!

 

■思っていたよりも仕事が多くて大変

 

訪問看護の仕事は利用される方のケア以外にも、他の職種と連携する必要があり、業務量が多くて大変と感じてやめてしまう方もいます。

 

訪問看護で関わる職種はケアマネ、医師、理学療法士などステーションにいない職種の方々との関わりが必要です。多職種との連携は、看護師が調整するため業務が多くなりやすいのです。

 

訪問看護の関わる職種との連携について下記の記事で解説しているため参考にしてください。

訪問看護における多職種連携とは?連携する職種や目標も解説

 

■知識やスキルに自信を持てない

 

訪問看護は、利用される方の症状を観察する機会が限られており、観察能力や状態変化の際に考えられる症状を知っておく必要があります。

 

訪問時の観察が不十分で、ADLの低下をきたす疾患を見逃す可能性があるのです。

 

今は知識が無くても、研修や訪問を重ねるうちに技術を身につけられます。また、自信が持てない間は、2人で訪問しているステーションもあるため安心してください。

訪問看護をやめたいと悩んでいるときの3つの対処法

訪問看護師をやめたいと悩んでいるときの対処法は3つです。

 

◎上司や同僚、友人に相談する
◎休日にリフレッシュする
◎働く環境を変えてみる

 

1つずつ見ていきましょう。

 

■上司や同僚、友人に相談する

 

訪問看護をやめようか考えていることを上司や同僚、友人に相談すると今悩んでいる問題点を解決できるかもしれません。周囲に相談しないと、あなたが悩んでいると気付いてくれません。

 

上司や同僚に相談すると、やめないでほしいと言われる可能性が高く、相談しにくい場合は友人に相談しましょう。友人であれば遠慮無く解決策を提示してもらえるため、信頼できる意見をもらえます。

 

■休日にリフレッシュする

 

やめようか悩んでいるときは、リフレッシュも1つの手段です。ストレスを感じて緊張状態が続いていたり、不安を感じたりしている状態でやめようと決断すると、退職した後に後悔するかもしれません。

 

リフレッシュすると、ストレスが軽減して訪問看護をやめなくても良いと考える可能性もあります。ストレスが減っても、訪問看護をやめる理由がはっきりしている場合は、退職しても後悔はないでしょう。

 

■働く環境を変えてみる

 

訪問看護はやりがいを感じても職場の環境が原因でやめようか悩んでいる方は、働く環境を変えると良いでしょう。

 

厚生労働省によると、訪問看護ステーションは全国に約13,000ヵ所あるのです。働く環境を変えることで、あなたの悩みを解決できる可能性があります。

 

業務量が多く訪問看護をやめたいと考えている方は、訪問看護の経験を活かして精神科訪問看護に挑戦してみるのも良いでしょう。

参考:令和3年 介護サービス事業所・事業所調査の概況|厚生労働省

訪問看護をやめたいと悩んでいるときは働く環境を変えてみよう

今回は、訪問看護をやめたいと考えている方が辞めても問題ないケースや、やめたいと悩んでいるときの対処法を解説しました。

 

訪問看護をやめたいと悩んでいる方が退職して問題ないケースは以下のとおりです。

 

◎訪問看護の仕事が向いてないと感じる
◎自転車や車での移動が負担に感じる
◎1人で判断するプレッシャーに勝てない

 

上記の理由は訪問看護で働くうえで必須であり、解決できる可能性が低いからです。やめたいと悩んでいる原因が上記以外の場合は、働く環境を変えると改善できる可能性があります。

 

コルディアーレは、精神科訪問看護ステーションでゆとりを持って働くことが可能です。

 

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