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calendar_today2020/09/07

autorenew2025/04/12

障がい者雇用に役立つ『ジョブコーチ』とは?支援内容や利用方法を詳しく解説

『社内の受入体制が整っていない』、『過去採用したことがないため知見がない』

法定雇用率が年々引き上げられる中で、うまく障がい者の受け入れが実現出来ていない企業様も多いのではないでしょうか。

本記事では、そのような悩みを抱える企業様に向けて、障がい者の職場定着をサポートしてくれる
『ジョブコーチ』の役割や制度について解説していきます。

これからの障がい者雇用の推進に向けて是非最後までご覧くださいませ。

【目次】

1.ジョブコーチとは?
2.ジョブコーチ制度を利用するべきなのはどんなケース?
3.ジョブコーチの支援内容
4.ジョブコーチ制度の利用にかかる費用
5.ジョブコーチ制度を利用したい場合の申し込み方法
6.まとめ

 

1.ジョブコーチとは?

障がい者が企業で働くにあたり、企業側・障がい者側共に様々な課題を抱えるケースが多くあります。
これを解消するために、実際に職場に出向いて障がい特性を踏まえた専門的なサポートしてくれる人のことを『ジョブコーチ』といいます。

日本では2002年から『障害者の雇用の促進等に関する法律(雇用促進法)』にしたがい
国によって『職場適応援助者(ジョブコーチ)支援事業』が行われています。

 

2.ジョブコーチ制度を利用するべきなのはどんなケース?

障がい者雇用において頼もしい存在であるジョブコーチ。
特に、以下の内容に当てはまる企業や障がい者の方は、ジョブコーチの制度を利用するのがおすすめです。

企業側

✔ 障がいのある社員にどの仕事を依頼したら良いのか分からない
✔ 障がいのある社員に対する依頼や指摘がうまく伝わっていないと感じている
✔ 採用してもすぐに辞めてしまうが、何が問題なのかいまいち分からない

労働者(障がい者)側

✔ なかなか仕事に慣れることができず、不安を抱えている
✔ 
職場でうまくコミュニケーションが取れていないと感じている

障がい者雇用を躊躇している企業の約8割は「業務の切り出し」に困っています!

厚生労働省が発表した『平成 30 年度障害者雇用実態調査結果』によると、
障がい者雇用を“しない”、“難しい”理由として約8割の企業が「適した業務がないから」と回答しています。

つまり、多くの企業が業務の切り出しに困っているのです。

 

<図:企業が障がい者を雇用しない理由>

引用:厚生労働省『平成 30 年度障害者雇用実態調査結果』

 

他にも
「職場の施設や設備が対応していないから」
「障がい者雇用について全くイメージが湧かないから」
など、障がい者雇用にあたって受入体制が整っていないことや知見やノウハウが足りないことが課題になっている印象を受けます。

障がい者雇用においては「採用」よりもその先にある「定着」に課題を抱えている企業が多くいらっしゃいます。
この課題を企業と連携して解決するのがジョブコーチの役割なのです。

 

3.ジョブコーチの支援内容

ジョブコーチ制度を利用することで、具体的には以下のようなサポートが受けられます。

企業側

・配置や職務内容の決め方についての助言
・障がい者とのコミュニケーションの取り方に関する助言
・社内で障がいへの理解を深めるためのサポート
・障がいの特性に配慮した雇用管理のサポート

労働者(障がい者)側

・職務への取り組み方、進め方などのサポート
・職場内でのコミュニケーションのサポート
・体調や生活リズムの管理に関するサポート

参考:厚生労働省『職場適応援助者(ジョブコーチ)支援事業について』

 

4.ジョブコーチ制度の利用にかかる費用

企業や障がい者は基本的に無償でジョブコーチ制度を利用することが可能です。

また、外部からジョブコーチを呼ぶのではなく自社社員が研修を受けることで
ジョブコーチとして活動することも可能となり、その場合は国からの助成金が受けられます。

 

5.ジョブコーチ制度を利用したい場合の申し込み方法

ジョブコーチ制度は、企業がある地域の「障害者職業センター」から申し込みが可能です。

申し込み後はセンターのスタッフと共に障がい者の特性や事業所での指導体制、職務内容、職場環境などの確認を行います。

サポート(支援)の開始までは約2週間~1か月ほどかかるケースが多くなっていますので、
ご興味がある場合は早めに問い合わせることを推奨いたします。

また、自社の社員がジョブコーチ研修を受ける場合は、こちらから助成金の案内を確認することができます。

参考:独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構『企業在籍型職場適応援助者助成金』

 

6.まとめ

この記事では、障がい者の職場定着をサポートしてくれる『ジョブコーチ』という役割や制度について解説しました。
障がい者雇用にお悩みの企業様は、ぜひジョブコーチの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

また、株式会社JSHでは、

「募集しても採用につながらない…」
「業務の切り出しがうまくできない…」
「受入部署の理解が進まず、定着率が低い…」

といった障がい者雇用に関する様々な課題を抱える企業様に対して、
採用から定着まで伴走するかたちで障がい者雇用支援サービスを提供しております。

ジョブコーチの導入だけでは中々解決しきれない課題にも対応しておりますので、
障がい者雇用にお悩みの担当者様は、ぜひお問い合わせください。

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▼JSHの障がい者雇用支援サービスについて詳しくはこちら
地方の農園を活用した障がい者雇用支援サービス『コルディアーレ農園』

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この記事を書いた人

株式会社JSH|矢野 翔太郎

株式会社JSHにて障がい者雇用支援サービス「コルディアーレ農園」のスキーム開発から営業までを担当。
企業側の障がい者雇用の課題解決だけではなく、農園開設や運営にも携わることで、障がい者雇用のリアルな現場にも正対。
障がい者雇用における関連法案や海外の雇用事情についての知見もあり、セミナー等を通じて障がい者雇用に関する様々な情報発信もおこなっています。

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