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ESG経営とは?導入すべきメリットから取組事例・注意点まで解説

「ESG経営とは、どういうものか知りたい」
「どうして今、注目されているのだろうか。ESG経営の重要性を確認したい」

企業経営者の方や、環境保全や社会貢献に繋がる経営手法に興味がある方が、ESG経営について理解を深めたいとお考えではないでしょうか。

ESG経営とは、下記のように「Environment(環境)」「Society(社会)」「Governance(ガバナンス)」の3つの要素を重視する経営スタイルです。

つまり、ESG経営とは従来の利益だけを追求する方法ではなく、環境や社会に貢献しながら、健全な企業統治を行うことをいいます。

最近では、サステナブル(持続可能)なビジネスをする企業の方が、投資家の評価が上がりやすいだけでなく、将来的に成長する可能性が高いとされています。

ESG経営を導入すべきメリットは、下記の通りです。

とは言え、ESG経営を導入する際の注意点や導入すべき企業の特徴まで分からなければ、自社にとっての必要性や重要性を実感しにくいのではないでしょうか。

そこで、この記事では、ESG経営の意義を十分に理解できるように、下記のポイントをご紹介します。

この記事で分かること
・ESG経営の基本と他用語との違い

・導入すべきメリット

・取り組み事例

・導入する際の注意点

・ESG経営に取り組むべき企業の特徴

・導入する際に押さえておきたいポイント

特に企業経営者の方は自社に導入すべきか判断できるように、ぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。

障がい者雇用に関する課題をお持ちの方はJSHにご相談ください。

【目次】
1. ESG経営とは
2. 「社会情勢だから」以外にもある!ESG経営を導入すべきメリット
3. ESG経営に取り組んでいる事例
4. ESG経営を導入する際の注意点
5. 社会的信用を第一に考える企業は今すぐESG経営に取り組もう
6. ESG経営を導入する際に押さえておきたいポイント
7. まとめ


1.ESG経営とは

ESG経営について、冒頭で軽くお伝えしましたが、改めて下記の2点から深堀りしてご紹介します。

・ESG経営とは「環境、社会、ガバナンス」の3つの要素を重視する経営スタイル

・ESGと混同されやすいSDGsとの違い

ESG経営の重要性を理解できるように、参考にしてみてください。

 

1-1.ESG経営とは「環境、社会、ガバナンス」の3つの要素を重視する経営スタイル

ESG経営とは、下記のように「環境(Environment)」「社会(Society)」「ガバナンス(Governance)」の3つの要素を重視する経営スタイルです。

【ESG経営の3つの要素】
E(環境)   環境に配慮し、地球を守る
S(社会)   社会に貢献し、人や地域を大切にする
   G(ガバナンス)   経営の透明性を確保する

まず、企業ができる「E」の環境への配慮の一例は、下記の通りです。

・温室効果ガスの抑制、削減

・再生可能エネルギーの活用

・資源のリサイクル、廃棄物削減、生態系汚染対策

・サプライチェーン全体(原材料の調達から製造、販売まで)での環境負荷軽減

最近よく聞く「カーボンニュートラル(脱炭素)」とは、企業が排出した温室効果ガスの量を、植林や森林保全などによって吸収される量で相殺させることです。

サステナブル(持続可能)な社会のために、「地球に優しい企業」になる取り組みが求められます。

次に、企業ができる「S」の社会への配慮の一例は、下記の通りです。

・ダイバーシティ(多様性)の推進

・適切な労働条件の整備、誰もが働きやすい職場環境作り

・ジェンダー平等や女性の活躍支援

・障がい者雇用

・地域社会への貢献(CSR活動)

障害者雇用促進法により、企業に障がい者雇用が義務付けられていますが、その取り組みは障がい者の雇用創出や働き方改革の推進など、社会貢献に役立っています。

詳しくは「障がい者雇用による社会貢献とは?実例や企業価値を高める方法を解説」をご覧ください。

CSR活動としての地域のゴミ拾いなどのボランティアやイベント開催は、「人に優しく、地域に貢献する企業」として評価されます。

最後に、ガバナンスの「G」で企業が取り組むべきことの一例は、下記の通りです。

・コンプライアンス遵守

・適切な情報開示

・不祥事や不正会計を防ぐ仕組み作り

・社外取締役などの活用で企業の監視体制を強化

ESG経営は「環境、社会、ガバナンス」の3つの要素があり、全てをすぐに推進するのは難しい場合、着手できるいずれかから取り組むことが求められます。

このように、経営の透明性を確保して、企業の信頼性を高めていく取り組みと言えるでしょう。

 

1-2.ESGと混同されやすいSDGsとの違い

ESGと混同されやすいものとして「SDGs」がありますが、ESG経営とSDGsには、具体的に下記の違いが見られます。

ESG経営 SDGs
誰が ・企業

・投資家

・政府

・国際機関

・NGO

・企業

・個人

何のために ・企業価値の向上と持続的な成長

・環境・社会問題への対策

・投資を呼び込む

・地球規模の課題解決

・持続可能な世界の実現

・2030年までに達成すべき人類共通の目標

どの観点で インベストメント(投資・リスク管理) アジェンダ(目標・計画)
何をするか 「環境、社会、ガバナンス」の3つの要素を取り入れた企業活動全般 17の目標と169のターゲットに向けた取り組み

ESG経営はSDGsを達成するための手段の一つです

ESG経営は企業と投資家が主体となっていて、投資家はその企業がESG経営をしているかどうかで投資判断します。

SDGsとは、外務省「持続可能な開発目標」によると、2015年に誰一人取り残さない持続可能な社会実現を目指して国際連合で採択された17の目標のことです。

SDGsで掲げられた目標のうち、主に下記の目標に対してESG経営は行われています

SDGsの目標 ESG経営の取り組み
3番「すべての人に健康と福祉を」 ・社員の健康管理のためのカウンセラーによる面談、セルフケア支援、情報提供

・労働環境改善など

4番「質の高い養育をみんなに」 ・発展途上国での学校建設費支援

・地域の教育環境整備支援

・学習機会の提供(工場見学、体験)など

5番「ジェンダー平等を実現しよう」 ・男女の賃金格差の解消

・役員の男女比率改善など

7番「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」

13番「気候変動に具体的な対策を」

・再生可能エネルギーの活用

・温室効果ガスの抑制、削減

・資源のリサイクル、廃棄物削減など

このようにESG経営はSDGs達成に向けた企業活動で、SDGsは企業が取り組むべき目標の羅針盤として活用されるのです。

障がい者雇用に関する課題をお持ちの方はJSHにご相談ください。

 

2.「社会情勢だから」以外にもある!ESG経営を導入すべきメリット

ESG経営で重視される3つの要素や、SDGsとの違いが明確になったことと思います。

とはいえ、中小企業においてESG経営に取り組んでいるのは約割に過ぎず、その理由で最も多いのは「社会情勢を受けて」というものです。

ESG経営は「何となくやった方がいいこと」と考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、実は下記の5つのメリットがあります。

ESG経営を導入することで、企業はどのような効果を得られるのか、参考にしてみましょう。

 

2-1.投資家からの評価が高まる

ESG経営を導入すると、投資家からの評価を高められます。

ESG経営に取り組む企業を投資先として選ぶ「ESG投資」の市場規模は欧米を中心に急拡大していて、日本でも着実に広がりつつあるからです。

日本サステナブル投資フォーラム「サステナブル投資残高調査」によると、2024年の日本でのサステナブル投資合計額は625兆円(前年比+16.6%)と拡大傾向でした。

投資家が投資企業を選ぶ際に重視するのは、公表された非財務情報、つまり経営成績や財務情報以外の、経営課題と結び付くESG経営の取り組みです。

そのため、企業に合ったESG経営を推進する企業ほど投資家からの評価が高まって資金調達が容易になり、安定した経営基盤維持や事業拡大に挑戦しやすくなります。

 

2-2.企業価値やブランドイメージが向上する

ESG経営の導入は、企業価値やブランドイメージの向上にも役立ちます。

環境問題や社会的課題に率先して取り組む企業は、消費者や取引先、株主からの信頼を獲得しやすいからです。

SDGsの意識は個人にも広がっているため、ESG経営は顧客が商品やサービスを選ぶきっかけとなり、他社との差別化に繋がります。

実際、エコ素材のスニーカーを製造したメーカーは「環境に優しいブランド」とメディアに取り上げられて若者の支持が集まり、業績を大幅にアップさせました。

このようにESG経営の結果として企業の信頼性アップや差別化ができるため、企業価値の向上が期待できます。

 

2-3.経営リスクが軽減する

ESG経営は企業が抱える経営リスクの軽減にも貢献します。

例えば、労働環境の改善や多様性の尊重を通じて従業員の満足度を高め、同時に社会的信頼も高まると、下記で訴えられる法的リスクを回避できます。

・強制労働

・児童労働

・過重労働

・ハラスメント

現代のビジネス環境は急速に変化しており、短期的な利益に固執して、他はおざなりにする経営スタイルは認められにくくなっています。

また、ガバナンスの管理体制を整備すると、下記のような予期せぬトラブルを防止できます。

・不正

・情報漏洩

ESG経営の導入によって社内制度やガバナンス体制を強化し、経営リスクを軽減させることに寄与するでしょう。

 

2-4.労働環境の改善や整備を促進できる

ESG経営に取り組むことによって、既存の労働環境を見直し、改善・整備を促進できます。

その結果、多様性が尊重され、誰もが働きやすい環境になれば、下記のような嬉しい影響も期待できます。

・従業員の満足度が高まり、離職率が低下する

・障がい者や高年齢者も働きやすくなる

・優れた人材を確保しやすくなる

・組織力や生産性が向上して、持続的な成長が実現する

・企業全体のパフォーマンスが向上し、競争力を高められる

「ESG経営に積極的に取り組んでいる企業で働きたい」という就活生や転職希望者が増加しているので、人材不足が深刻な企業ほど労働環境の整備は必須です。

多様な人材が活躍できる企業になれるように、労働環境を整備することもESG経営の第一歩です。

 

2-5.イノベーションを創出できる

ESG経営によって、イノベーション創出にも繋がります。

例えば、あるファッションメーカーでは水資源を守るために、コットンの栽培過程や生産工程における水使用量を減らす技術を開発・導入しています。

ESG経営に取り組むことで、環境問題に向き合い、企業としてのあり方を見直した結果、新たなイノベーションが生まれたのです。

イノベーションの開発に初期費用はかかりますが、長期的に見れば全体的なコスト削減に繋がる可能性があります。

ESG経営は新しい視点で自社のビジネスを見直し、新たなイノベーションや新規ビジネスを創出する機会をもたらしてくれるのです。

障がい者雇用に関する課題をお持ちの方はJSHにご相談ください。

 

3.ESG経営に取り組んでいる事例

ESG経営を導入すると、投資家からの評価や企業価値の向上が期待できるとお分かりになったと思います。

よりESG経営のイメージが膨らむように、下記の4社の取り組み事例をご紹介します。

・化学メーカーのA社

・精密機器メーカーのB社

・ハウスメーカーのC社

・飲料メーカーのD社

各社でどのような取り組みが行われているのか、参考にしてみましょう。

 

3-1.化学メーカーのA

洗剤や化粧品などを製造する化学メーカーのA社は、ESG視点でのモノづくりで事業成長を遂げる一方、社会課題解決による持続可能な社会を目指しています。

さまざまな取り組みの一部は、下記の通りです。

【A社のESG経営の取り組み】
E ・プラスチック包装容器使用量の削減、関与したプラスチック再資源化率アップ

・洗剤を製造する際に使うアブラヤシの果実を余すことなく使う技術で、過剰な森林伐採を防止

・高い消化機能と環境負荷低減を両立した消火剤を開発

S ・道路の老朽化などの課題を解決するアスファルト改質剤を開発

・東南アジアで蚊を媒介して広がるデング熱を予防する商品を開発

G ・代表取締役社長執行役員を議長とするESGコミッティを最高機関としたガバナンス体制を構築

・社外有識者で構成されるESG外部アドバイザリーボードは、ESGコミッティの諮問に対する答申や提言を行い、社外取締役や有識者による第三者からの視点を経営に反映

化学メーカーとして環境負荷の少ない商品や、世界各地の多様な生活者のニーズを的確に捉えた商品の開発が、社会貢献に役立っています。

 

3-2.精密機器メーカーのB社

カメラや医療機器などを製造する精密機器メーカーのB社は、技術力を生かした新たな価値創造や社会課題の解決、環境保護・保全活動で社会貢献しています。

取り組みの一部は、下記の通りです。

【B社のESG経営の取り組み】
E ・商品の省エネルギー設計

・工場やオフィス、物流におけるCO2削減

・再生可能エネルギーの活用

・半導体や電子部品製造工程における水使用量削減

S ・労働時間の短縮、柔軟な働き方の促進

・女性の活躍推進、男性の育児参画支援

・目の不自由な人に隆起印刷による写真体験を提供するキャンペーンを開催

G ・経営における透明性の向上と経営監視機能の強化

・株主総会、経営方針説明会、決算説明会、主要機関投資家との面談などにより、株主との間で建設的な対話を促進

環境を守るためにエネルギーや資源を有効活用するほか、従業員が長期的に働きやすくなるような取り組みが推進されています。

 

3-3.ハウスメーカーのC社

ハウスメーカーのC社は、社会課題の解決とガバナンス強化によって、ESG経営のリーディングカンパニーを目指しています。

取り組みの一部は、下記の通りです。

【C社のESG経営の取り組み】
E ・事業活動全体の脱炭素化

・生物多様性保全、資源循環に関する環境マネジメントシステムを計画・実行

S ・多様性の推進

・会社と個人の対等な関係性を構築

・キャリアアップ支援(能力開発プログラム、社内認定制度、資格祝金支給制度など)

・障がい者雇用促進と活躍推進

G ・コーポレート機能の強化

・ガバナンス人材の育成、適正配置

・コンプライアンス意識向上

会社と従業員個人が対等な関係性を構築していて、特に障がい者雇用においては2.97%と法定雇用率2.5%(2025年12月現在)を大きく上回る状況です。

また、職場環境改善を図ることを目的とするダイバーシティ交流会を毎年実施し、障がいの有無に関わらず二百名を超える従業員が参加しています。

 

3-4.飲料メーカーのD社

飲料メーカーのD社では、長期的な環境ビジョンで地球温暖化対策を進めたり、社会的課題に向き合っています。

取り組みの一部は、下記の通りです。

【D社のESG経営の取り組み】
E ・温室効果ガス排出量削減

・ペットボトル用樹脂のリサイクル樹脂使用率アップ

・製造過程における水使用量の削減

S ・免疫機能維持支援

・適正飲酒の啓発活動を実施

・コーヒー、紅茶商品の原料産地と事業展開地域におけるコミュニティの持続的発展

・国内のホップ生産地と協力して持続的生産体制を確立

G ・全体戦略の策定と推進、各事業のモニタリングやグループ連携を包括する純粋持株会社制を採用

・監査役会設置会社として、複数の社外取締役が社外監査役を複数含む監査役員と密に連携し、重要事項の最終決定を行う

飲料メーカーとしてサステナブルに原材料を確保するための取り組みが推進されていますが、同時に環境保全や地方創生にも役立っています

障がい者雇用に関する課題をお持ちの方はJSHにご相談ください。

 

4.ESG経営を導入する際の注意点

各社のESG経営事例を知って、あなたの企業で取り組める内容が見つかったのではないでしょうか。

しかし、ESG経営を導入する際には下記の4つの点に注意しなければなりません。

ESG経営について、さらに理解を深められるように参考にしてみましょう。

 

4-1.中長期的な取り組みが求められ

ESG経営は、企業が社会に貢献していくために中長期的な取り組みが求められます。

そのため、短期的には費用対効果が薄く、成果が得られるまでには年単位で取り組まなければなりません

ESG経営を導入する際には、じっくりと腰を据えて取り組む必要があることを覚えておきましょう。

 

4-2.コストがかかる

ESG経営を推進するためには、下記のようなコストがかかります。

・環境対策のための設備投資費

・専門的な人材の募集・採用費、もしくはアウトソーシング費

・従業員の待遇改善費

・イノベーションの開発費

中長期的な取り組みとなるため、すぐに成果に結びつくとは限らず、当初の費用対効果は決してよくありません

そのため、事前に初期投資のための予算確保や、資金調達の見通しを立てる必要があります。

コストを踏まえると、余裕資金が乏しい企業では、省エネ活動やペーパーレス化などからESG経営を始めるなど、取り組み指標の選定に注意する必要が出てくるでしょう。

 

4-3.評価視点や基準を理解する必要があ

ESG経営の評価機関は、代表的なものでも下記の5つがあり、どうすれば高い評価を得られるか、評価視点や基準を理解することが求められます。

【代表的なESG評価機関】
MSCI 世界最大級の投資指数プロバイダー
S&P Dow Jones Indices(DJSI) 世界の主要企業を対象としたサステナビリティ投資指数
FTSE Russell ロンドン証券取引所グループ傘下の指数プロバイダー
CDP 気候変動、水セキュリティ、森林破壊に関する企業の情報開示を促す国際NGO
GRESB 不動産・インフラセクターのESGパフィーマンス評価に特化した国際的な評価機関

できることから省エネ活動を始めるのがESG経営の第一歩ですが、評価機関から高いスコアを得るには、下記のステップが必要です。

(1)各評価機関の視点を理解する

(2)自社のESG戦略に反映させる

(3)より実効性のある取り組みに繋げる

ESG経営の評価基準に沿った取り組みができるように、専門的な人材を採用したり、外部の専門家に相談したりする必要もあるでしょう。

 

4-4.透明性の高い情報開示が求められ

ESG経営で社会的信頼を得るためには、詳細かつ客観的で、透明性の高い情報開示が求められます。

間違っても、下記のようなグリーンウォッシュ(実態が伴わないのに企業イメージを良く見せようとする行為)はしてはいけません。

・実態のない環境・社会配慮を強調する

・都合の良い情報のみを開示する

・本業と関係のない寄付や活動をアピールする

・誤解を招くような表現やデザインを使用する

なお、投資家からの評価を得るには、国際的に認知された、下記の開示フレームワークに則った情報開示が不可欠です。

【国際的な開示フレームワークと企業に求められること】
TCFD

(気候関連財務情報開示タスクフォース)

4つの柱(ガバナンス、戦略、リスクマネジメント、指標と目標)で気候変動関連の情報を開示する
SBT(Science Based Targets) 事業活動における温室効果ガス排出量を算定し、科学的根拠に基づいた削減目標を設定し、SBTiの認定を受ける
CDP CDPが提供する質問書に回答し、気候変動、水、森林に関する戦略、リスク、機会、目標、実績などを開示する

他社の報告事例も参考にしながら、正確に収集したデータを用いて、より透明性の高い情報開示を実行していかなければならないでしょう。

障がい者雇用に関する課題をお持ちの方はJSHにご相談ください。

 

5.社会的信用を第一に考える企業は今すぐESG経営に取り組もう

ESG経営を導入する際には、中長期的な取り組みが求められることや相応のコストがかかることに注意する必要があると、お分かりになったと思います。

それでは、どのような企業がESG経営を導入すべきかと言うと、下記のような社会的信用を第一に考える企業です。

採用力を強化したい企業がESG経営に取り組むと、まず、従業員が下記のように感じて労働意欲が高まります。

・自分の働きが環境保全や社会貢献に繋がっている

・企業が従業員のことを考えて労働条件や環境を整備している

そうすると、職場見学に来た就活生にクリーンで成長性のある企業として映り、志望度が上がりやすくなるでしょう。

採用力を強化したい企業にとって、ESG経営は「働きたくなる会社」へと近付けるのに役立ちます。

ブランド価値を高めたい企業にとっては、ESG経営は同業種他社との差別化に繋げられます。

例えば、消費者としてお茶のペットボトルを選ぶ時、ただのお茶より、生産地と協力して持続的生産体制を確立し、地方創生に貢献する茶葉を使ったお茶を選びたくなりませんか?

このように、商品に人との繋がりや努力が感じられるストーリーがあると、消費者に選ばれやすく、企業としても信頼されやすくなるのです。

規制や取引先の影響を強く受ける企業とは、下記のような企業です。

・上場企業

・大企業のサプライヤー(原材料や部品などを供給する業種)

・融資依存度が高い企業

これらの企業は環境や社会への配慮度合いや、経営の透明性を注目される機会が多くあります。

社会的信用を高めて、説明責任を問われる、取引・融資を打ち切られるなどのリスクを軽減できるように、ESG経営に取り組みましょう。

障がい者雇用に関する課題をお持ちの方はJSHにご相談ください。

 

6.ESG経営を導入する際に押さえておきたいポイント

社会的信用を第一に考え、ESG経営に着手しようとお考えになっている方は多いのではないでしょうか。

そこで、ESG経営を導入する際に押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。

ESG経営のメリットを最大限に享受できるように、参考にしてください。

 

6-1.トップのコミットメントがあって初めて推進できる

ESG経営は、トップのコミットメントがあって初めて推進できます。

いくら一部の部署や従業員が意欲的でも、企業としてトップがリーダーシップを発揮して全社的に取り組まなければ、ESG経営とは言えません。

まずは経営陣がESG経営の重要性や必要性を理解して導入を決め、途中経過を役員会で定期報告するなどして、責任を持って継続的に取り組む必要があります。

各部署に方針を伝え、適切な予算と権限を与えて、社内のESG経営を推進していきましょう。

 

6-2.経営課題と結び付ける

ESG経営は「環境、社会、ガバナンス」を重視する経営スタイルですが、経営課題と結び付けてこそ意味が発揮されます。

例えば、商品の利益率改善が課題の企業で製造過程の省エネに取り組むことは、経営成績アップと環境保護の両方に役立ちます。

他にも、採用力アップが課題の企業でダイバーシティ(多様性)を推進した社内制度を整備することも、社会貢献と人事課題に向き合うきっかけになります。

このように、ESG経営では企業の課題を解決できるような事業戦略を取り入れていきましょう。

 

6-3.最初から完璧を目指さず、小さくても成果が出やすい指標を設定する

ESG経営では最初から完璧を目指して大きな成果を得ようとするのではなく、小さくても成果が出やすい指標を設定することが重要です。

そうでなければ、下記のように経営課題とかけ離れた指標に取り組むことになり、時間も費用も有効活用できないからです。

・去年、設備投資したばかりにも関わらず、環境を考慮した設備導入を検討する

・もともと離職率が低いにも関わらず、さらに労働環境の整備をする

どのような指標の設定がおすすめかというと、ESG経営による成果を算定しやすい指標です。

例えば、温室効果ガスの排出削減を指標に立てると、酸化炭素以外のガスも計測するか決めたり、排出活動ごとの算定方法や排出係数を理解したりする必要があります。

その点、水や電力の省エネ活動であれば、水道費や電気代の削減によって成果を確認しやすいので、取り入れやすいでしょう。

まずは自社の事業特性と関連性の高い環境・社会課題を把握して、5~10項目程度の実行可能な指標を選び、スタートしましょう。

ESG経営の「S」における障がい者雇用の推進にお困りならJSHにご相談ください
ESG経営のうち、「S(社会)」に関しては障がい者雇用を推進することで、障がい者の方が働きやすくなる労働条件や労働環境を見直せます。

 

なお障害者雇用促進法により、企業は2.5%以上の割合で障がい者の方を雇用する義務があります。(2026年7月から2.7%に引き上げられます)

 

しかし、思うように採用できなかったり、すぐに辞めてしまったりと、お悩みの企業の方は多いのではないでしょうか。

 

そこで、ぜひこの機会に知っていただきたいのが、JSHのコルディアーレ農園です。

 

JSHでは、企業様に屋内にある「コルディアーレ農園」の区画と水耕栽培設備を貸し出し、そこで働ける農園周辺に住む障がい者の方をご紹介しています。

 

下記のように、企業様が雇用した障がい者の方たちに対し、看護師を含む弊社スタッフが業務・送迎・体調管理面のサポートをする体制を整えています。

 

【コルディアーレ農園の仕組み】

 

 

障がい者雇用に課題を感じている企業様と、働きたいのに地方で就職先がない障がい者の方を繋ぐ、架け橋になる仕組みです。

 

お陰様で、2026年2月現在、弊社の農園型障がい者雇用支援サービスを導入いただいている企業様は、210社以上となりました。

 

また、企業様が雇用した障がい者の方の受け入れ数は1,500名超に上ります。

 

このような方法で障がい者雇用を推進するのも一つの方法です。

 

オンラインを活用しダイバーシティ交流会を開催すれば、従業員同士で情報や意見の交換ができるでしょう。

 

少しでも興味をお持ちいただいた方は、お気軽に下記ボタンからコルディアーレ農園の資料をご請求ください。

 

無料の資料請求はこちら

 

障がい者雇用に関する課題をお持ちの方はJSHにご相談ください。

 

7.まとめ

ESG経営について詳しくご紹介させていただきました。改めてポイントをおさらいしましょう。

ESG経営とは「環境、社会、ガバナンス」の3つの要素を重視する経営スタイルで、SDGsを達成するための手段の一つです。

導入するメリットは、下記の5つです。

・投資家からの評価が高まる

・企業価値やブランドイメージが向上する

・経営リスクが軽減する

・労働環境の改善や整備を促進できる

・イノベーションを創出できる

ESG経営の取り組み事例として、下記の4社をご紹介しました。

・化学メーカーのA社

・精密機器メーカーのB社

・ハウスメーカーのC社

・飲料メーカーのD社

ESG経営を導入する際の注意点は、下記の4つです。

・中長期的な取り組みが求められる

・コストがかかる

・評価視点や基準を理解する必要がある

・透明性の高い情報開示が求められる

社会的信用を第一に考える企業は、ESG経営を導入しましょう。

ESG経営を導入する際に押さえておきたい3つのポイントは、下記の通りです。

・トップのコミットメントがあって初めて推進できる

・経営課題と結び付ける

・最初から完璧を目指さず、小さくても成果が出やすい指標を設定する

この記事を元に、ESG経営の重要性を理解し、自社で導入すべきか判断できることをお祈りしています。

この記事を書いた人

株式会社JSH|矢野 翔太郎

株式会社JSHにて障がい者雇用支援サービス「コルディアーレ農園」のスキーム開発から営業までを担当。
企業側の障がい者雇用の課題解決だけではなく、農園開設や運営にも携わることで、障がい者雇用のリアルな現場にも正対。
障がい者雇用における関連法案や海外の雇用事情についての知見もあり、セミナー等を通じて障がい者雇用に関する様々な情報発信もおこなっています。

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