コラム詳細
2026/07/10
autorenew2026/07/10
おすすめの障がい者雇用支援サービスの選び方|250社支援のプロが解説
「障がいのある方の雇用を進めたい。でも、”ただ雇うだけ”で終わらせたくない」
「障がいのある方を雇用しても、なかなか続かない。こうしたサービスを使いたいけれど、どうやって選べばいいの?」
とお悩みではないでしょうか?
私たちJSHは農園型障がい者雇用支援サービス「コルディアーレ農園」を運営し、今までに250社の企業様に導入いただいています。
多くの企業様とお話するなかで「現場担当者が一人で抱え込んでしまう」「退職者が出るたびに、新たな採用や育成の対応が必要になる」などのお悩みを耳にしてきました。
せっかく障がい者雇用支援サービスを活用しても、専門的なサポートが乏しく、障がいのある方が定着しない状況が続くと、大きな不安を感じるかと思います。
利用企業様の継続率99%※の私たちが実感しているのは、障がい者雇用支援サービスは定着率ではなく「雇用の質」(障がいのある方を雇用するだけではなく、能力を発揮できる環境や成長機会があり、安心して働き続けられる状態を目指すこと)で選ぶことが大切ということです。(※2026年6月時点 売上継続率(MRRベース) )
この記事では、これまでの私たちの経験をもとに、これだけは絶対に確認しておきたい障がい者雇用支援サービス選びの4つのポイントを解説します。
| ポイント | 選ぶべきサービスの特徴 | 注意したいサービスの特徴 |
| ポイント(1)
多様な障がい特性の方を受け入れる業務設計 |
・様々な障がい特性に配慮して業務設計をしている
・障がいのある方のペースで業務ができる ・障がいのある方が継続して作業しやすい環境になっている |
・特定の障がい特性のみを想定した業務提供をしている
・画一的な作業を提供しており柔軟な対応ができない ・障がいのある方が作業しやすい環境設計になっていない |
| ポイント(2)
看護師・有資格者が現場に複数名常駐 |
・看護師など障がいのある方をケアできる専門家が常駐している
・専門家が複数名常駐している ・専門資格者が連携し、多角的な視点からサポートできる体制を整えている |
・障がいのある方の体調管理やメンタルケアについて専門家のサポートがなく現場担当者だけが対応を抱え込んでしまう
・看護師が配置されていても巡回に留まり常駐していない |
| ポイント(3)
能力開発やキャリア形成につながる仕組み |
・障がいのある方のスキルや働く姿勢を客観的に可視化できる基準を用意している
・現場で障がいのある方にポジティブなフィードバックをしている ・企業様の担当者と連携して能力開発やキャリア形成がしやすい体制を整えている |
・場所と設備を提供するだけで、障がいのある方の能力開発やキャリア形成に消極的な姿勢を取っている
・評価制度の構築から運用までを企業様側に委ねている ・評価制度はあるものの企業様側に連携してもらえない |
| ポイント(4)
リスクマネジメントまで考えている |
・自然災害や集団感染、人間関係のトラブルなど様々なリスクに対してマネジメント体制がある
・各現場で発生したインシデントやアクシデントを共有する体制が整っている ・現場の管理者への教育を行っておりリスクマネジメントに対する意識が高い |
・現場で発生しうるリスクへの対応を企業様側に委ねている
・自然災害時の避難訓練の実施や集団感染への対策フローなどが確立されていない ・現場の管理者に対する継続的な教育を実施していない |
障がい者雇用支援サービスは単なる法定雇用率達成のための手段や、働く場所を提供するだけのものではありません。
障がいのある方と雇用主の双方が、安心とやりがいを持って長期的に活用していくためにも、正しい選び方を知っておきましょう。
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この記事を監修している私たちJSHは農園型障がい者雇用支援サービス「コルディアーレ農園」を運営しています。導入企業数は250社、障がい者受入数は1,800人にのぼります。 具体的なサービスや強みについては下記で詳しくお伝えしていますので、ご興味があればご覧ください。
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※本記事で記載している実績は、2026年6月時点での情報を元にしています。
1.【大前提】定着率だけでなく「雇用の質」に注目してサービスを選ぶことが重要

障がい者雇用支援サービスを選ぶときに、法定雇用率の達成や定着率などの表面的な数値のみを基準にしてはいけません。
数値の達成だけを目的として、雇用主としての関与や専門的な支援体制が伴わないまま雇用を進めてしまうと、下記のように障がいのある方の雇用を継続することが難しくなるからです。
| 雇用の質を確認する項目 | 質を重視した場合 | 質を重視しなかった場合 |
| 適正な労務管理 | ・障がいのある方が働きやすくなり離職のリスクを軽減できる
・多様な障がい特性のある方を雇用できる |
・障がいのある方が長期的に勤務しにくく離職につながる
・活躍できる障がいのある方が限定されて雇用が難しい |
| 能力開発 | ・スキルや成長を客観的に可視化でき、一人ひとりに応じた育成ができる
・成長実感がやりがいにつながり、定着を後押しする |
・成長を評価する仕組みがなく、スキルアップにつながりにくい
・能力開発を企業様側だけで進めなければならない |
| リスクマネジメント | ・自然災害や集団感染、人間関係のトラブルなど様々なリスクに備えて適正な対策ができる | ・トラブルが起きたときに雇用主である企業様の責任が問われるリスクがある |
※雇用の質:障がいのある方を雇用することにとどまらず、能力を発揮できる環境や成長の機会を用意し、安心して働き続けられる状態を目指すこと
例えば、法定雇用率の達成だけを重視して、適正な労務管理ができていないサービスを選択すると、障がいのある方が働きにくく離職につながる可能性があります。
それだけでなく、企業様が一社だけで対応しなければならない場面が増え、障がいのある方の雇用を続けにくくなることも考えられるでしょう。
現場担当者が専門職と連携しながら、多様な人材が安全かつ長期的に働き続けられる環境を構築するためには、表面的な数値だけの確認では不十分です。
本来、障がい者雇用は、雇用主である企業がプレゼンスを持って主体的に取り組むべきものです。
一方で、障がいのある方を中心に据えた働く環境をつくるには、医療・福祉・心理といった、人事の通常業務にはない専門知見が欠かせません。
だからこそ私たちは、企業様が雇用主としての主体性を発揮しながら質の高い雇用を実現できるよう、専門面から支える役割としてサービスを組み立てています。「企業に代わって雇用を担う」のではなく、「主体的に取り組む企業を、専門的に支える」――これが私たちの基本的な考え方です。
次の章から解説する項目を確認しながら、雇用の質に正面から向き合い、企業様と伴走しながら障がいのある方の雇用を推進できるサービスを選択するようにしましょう。
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【今後の障害者雇用促進制度の在り方についても雇用の質が求められている】 近年は法定雇用率の達成だけでなく、障がいのある方が安心して働き続け、能力を発揮できる環境づくりも重視されています。 厚生労働省の障害者雇用分科会でも「雇用の量」だけでなく「雇用の質」の向上が重要との考え方が示されており、働きやすい環境整備や能力開発の支援が求められています。 参考:厚生労働省「「今後の障害者雇用促進制度の在り方に関する研究会の報告書」 を公表します」
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2.ポイント(1)多様な障がい特性の方を受け入れる業務設計があるサービスを選ぶ

1つ目は、多様な障がい特性を持つ方が能力を発揮できる業務設計がなされていることです。
障がい者の特性を理解した業務設計でないと、障がいのある方が活躍しにくく長期的に安定した就労につながらないためです。
既存業務の切り出しには、業務ごとに異なる課題があります。例えば事務作業ではパソコン操作などのITスキルが求められ、清掃・倉庫作業では作業場所の温度変化や身体的な負担が大きいといった具合です。
障がいのある方が長期にわたって能力を発揮し続けるためには、それぞれの特性に合った業務や環境に出会えるかどうかが非常に重要です。
一方で、水耕栽培などの屋内型の農園業務は、身体・知的・精神など多様な障がい特性のある方々が、それぞれの能力を安全かつ安定的に発揮できる構造になっています。
農業と聞くと「身体への負担が大きいのでは」と思うかもしれませんが、水耕栽培は危険な農機具を使わず作業ができ、安全かつ衛生的に取り組めます。下記のように、座りながら一人ひとりのペースで作業を進めることが可能です。

例えば、私たちJSHが運営するコルディアーレ農園では、水耕栽培設備を利用した農作業を通じて、障がいの特性や能力に応じて、いきいきとやりがいを感じながら働ける環境を整えています。

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【コルディアーレ農園の業務設計の特徴】 ・屋内農園(※一部、五島の農園のみ屋外型)かつ身体に負担が少ない環境なので身体に障がいのある方も安全に働ける ・1つの工程に集中するシングルタスクで、知的障がいがある方も取り組みやすい ・農具を使わず衛生面に配慮しているので安全に取り組める
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このように、特定の障がいだけでなく、幅広い特性がある方々がそれぞれのペースで継続的に働き続けられる業務設計をしているサービスを選ぶことが、中長期的に雇用を安定させるポイントとなります。
障がい者雇用支援サービスのホームページやパンフレットを確認しながら「障がいのある方が働きやすい業務設計になっているか」を確認してみてください。
| 選ぶべきサービスの特徴 | 注意したいサービスの特徴 |
| ・様々な障がい特性に配慮して業務設計ができている
・障がいのある方のペースで業務ができる ・「室内温度を一定に保てる」「座って作業できる」など障がいのある方が継続して作業しやすい環境になっている |
・特定の障がい特性のみを想定した業務提供をしている
・画一的な作業を提供しており柔軟な対応ができない ・障がいのある方が作業しやすい環境設計になっていない |
可能な場合は事前に障がい者雇用支援サービスの見学に行き、障がいのある方がどのように働いているのかを確認することも検討できるでしょう。
3.ポイント(2)看護師・有資格者が現場に複数名常駐するサービスを選ぶ

2つ目は、障がいのある方が働く環境での専門家のサポート体制です。専門家のサポート体制がないと、いざという時の一次対応や防止策、障がいのある方の定着支援が適切にできないためです。
しっかりとしたサポート体制があるか見極めるポイントは、下記の3つです。
・看護師など障がいのある方をケアできる専門家が常駐している
・専門家が複数名常駐している
・有資格者が連携し、多角的な視点からサポートできる体制を整えている
障がいのある方の多くは、障がいそのものに加えて、治療によって状態が変化する疾患を併せ持っています。そのため、下記のように常駐している専門家が適切に対応できる体制が求められます。
| 常駐している専門家ができること | 概要 |
| 突発的な事態が発生したときの対応 | てんかん発作や意識消失といった突発的で命に関わる事態が発生したときに一次対応をする |
| 予防的な日常ケアの実施 | 毎日の血圧や体温の測定、問診、服薬の確認などを通じて、体調不良のサインを早期発見する |
| 不安に寄り添うケアの実施 | 専門知識を持ったスタッフが日常的に悩みや不安に耳を傾ける「傾聴」を行い精神の安定を目指す |
例えば、近年増加傾向にある精神障がいのある方に対して、専門知識を持ったスタッフが日常的に悩みや不安に耳を傾けられると、精神的な安定と長期的な就労定着を目指せるでしょう。
例えば、私たちJSHが運営するコルディアーレ農園では、下記のような体制で障がいのある方のサポートをしています。

常駐している看護師が障がいのある方への専門的なケアを行います。これに加えて、ジョブコーチや作業療法士などがサポートして心身両面のケアに取り組んでいます(※看護師以外の常駐専門スタッフは農園により異なります)。
専門家のサポートは、障がいのある方と雇用している企業様の双方にとって安心して働く基盤です。
障がい者雇用支援サービスを選ぶときには、常駐している専門家が複数名いるかを事前に確認してみてください。
| 選ぶべきサービスの特徴 | 注意したいサービスの特徴 |
| ・看護師など障がいのある方をケアできる専門家が常駐している
・専門家が複数名常駐している ・有資格者が連携し、多角的な視点からサポートできる体制を整えている |
・障がいのある方の体調管理やメンタルケアについて専門家のサポートがなく企業様の現場担当者だけが抱え込んでしまう
・看護師が配置されていても巡回に留まり常駐していない |
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チェックポイント 有資格者の常駐体制を見極める方法 |
| 【チェックポイント】有資格者の常駐体制を見極める方法
有資格者の常駐体制が整っているかを見極めるためには、問い合わせの際に以下の2点を確認してください。 ① 1拠点あたりの有資格者数は何名いるか 「有資格者が何名在籍しているか」という総数だけでなく、1拠点あたり何名配置されているかを確認しましょう。 複数名常駐をうたっていても、拠点数に対して有資格者数が少ない場合は、実質的に1名体制となるケースが見られます。 ② 利用者数に対して何名の看護師を配置しているか 利用者数に対する看護師の配置比率も重要な判断材料ですので、確認しましょう。 1つの目安ですが、JSHでは独自の基準として、利用者約50名に対して看護師1名を配置する考え方を採用しています。 |
4.ポイント(3)能力開発やキャリア形成につながる仕組みがあるサービスを選ぶ

3つ目のポイントは、障がいのある方の能力開発やキャリア形成を支援する仕組みが整っているかどうかです。厚生労働省などを始め、今後の障がい者雇用において重視される要素だからです。
厚生労働省では、近年障がい者雇用において能力開発を求める方針を打ち出しています。一方で、障がい者雇用支援サービスにおける業務の習熟度を、自社の人事考課制度だけで評価するのは容易ではありません。
そのため、運営会社側が業務に即した独自のチェックシートを用意して、障がいがある方の成長を可視化してくれるかどうかを確認しましょう。
例えば、障がい者雇用支援サービス側で業務プロセスを細かく分解し、多角的な項目で習熟度を確認できる体制を整えていると、それに沿って障がいのある方のスキルや成長を客観的に把握できます。
その基準を企業様が主体となって活用し、定期面談や処遇への反映を行えると、能力開発やキャリア形成につながっていきます。評価や処遇の判断はあくまで企業様が主体的に行い、サービス提供事業者はその判断材料となる客観的な基準を提供する、という役割分担が理想です。
| 比較項目 | 客観的な基準がある場合 | 客観的な基準がない場合 |
| 障がいのある方の評価 | ・業務上のスキルを客観的に見える化できる
・得意分野など一人ひとりに応じた能力開発ができる |
・スキルを把握する仕組みを整えにくい
・障がいのある方のスキルや成長を正確に把握しにくい |
| 企業との連携 | ・雇用主である企業様が、客観的な材料をもとに主体的に処遇などを判断できる
・定期面談や処遇への反映など次のアクションにつなげられる |
・企業様が、状況を把握する仕組みづくりから個社で進める必要がある
・障がいのある方の能力開発などを企業様側のみで進めなければならない |
実際に、私たちJSHが運営するコルディアーレ農園では、水耕栽培の業務スキルに加え、健康管理などの就労準備性、コミュニケーションスキルなどのソフトスキルまで、合計170項目に及ぶ独自の能力開発チェックシートをご用意しています。
企業様の管理者の方がこのチェックシートを活用できる体制を整えているので、その情報を判断材料として、能力開発やキャリア形成に活かしていただけます。
このように、障がい者雇用支援サービスを選ぶときには、能力開発やキャリア形成についての対話ができる体制が整っているかを確認してください。
| 選ぶべきサービスの特徴 | 注意したいサービスの特徴 |
| ・障がいのある方のスキルや働く姿勢を客観的に見える化できる基準を用意している
・現場で障がいのある方にポジティブなフィードバックをしている ・企業様と連携して能力開発やキャリア形成がしやすい体制を整えている |
・場所と設備を提供するだけで、障がいのある方の能力開発やキャリア形成に消極的な姿勢を取っている
・成長を見える化する仕組みの構築から運用までを企業様側に委ねている ・仕組みはあるものの企業様側に連携してもらえない |
5.ポイント(4)リスクマネジメントまで考えているサービスを選ぶ

最後のポイントは、不測の事態に備えたリスクマネジメントまで考えているかどうかです。企業様から離れた場所での就業であっても、万が一のときには雇用主の責任が問われてしまうためです。
障がい者雇用支援サービスを利用して離れた場所で障がいのある方を雇用する場合、どうしても企業様側の目が届きにくくなります。
そのため、中長期的な安定雇用を実現するには、下記のような不測の事態に備えたリスクマネジメント体制、そして有事の際にも就労を継続・早期復旧できるBCP(事業継続計画)の視点が重要です。
| 【不測のリスクの例】
・自然災害 ・ウイルスなどの集団感染 ・人間関係のトラブル など |
例えば、大規模な自然災害が発生したときに、現場で適切な避難訓練が実施されているかどうかで、障がいのある方の命や安全を守れるかどうかが左右されます。あわせて、被災後にどれだけ早く就労を再開できるかも、障がいのある方の雇用を継続するうえで欠かせない視点です。
また、多様な障がい特性を持つ方々が同じ空間で働く以上、従業員同士の人間関係のトラブルが発生するリスクがあります。日常的なトラブルの芽を未然に防ぎ、トラブルが起きたときには迅速かつ適切にフォローできる体制があるかどうかが重要です。
リスクマネジメント、そしてBCPの備えをしているかどうかは、下記のように障がいのある方の離職や雇用主の責任問題に関わってくるのです。
| 項目 | リスクマネジメントをしている場合 | リスクマネジメントをしていない場合 |
| 自然災害や集団感染 | ・避難訓練やウイルス対策などの必要対策ができる
・万が一の事態が起きても被害拡大を防ぎやすい ・被災時にも早期に就労を再開できる |
・万が一のときに雇用主の責任が問われる可能性がある
・避難訓練や感染対策が不十分で、被害が拡大するおそれがある ・就労の再開に時間がかかり、雇用の継続が難しくなるおそれがある |
| 人間関係のトラブル | ・トラブルの前兆を把握して対策ができる
・トラブルが起きてもマニュアルなどに沿って迅速に対応できる |
・トラブルの前兆を把握できず大きな問題になるリスクがある
・障がいのある方の離職につながる可能性がある |
このようなリスクマネジメントを機能させるには、現場を統括する管理者にしっかりと教育をしているかどうかも欠かせません。単に人を配置して終わるのではなく、課題を共有する体制を整えて未然にリスクを防ぐことが求められます。
私たちJSHが運営するコルディアーレ農園では、現場のマネジメント能力が定着率と安全を左右する重要な鍵であると考え、管理者の育成に力を入れています。
現場では1人の管理者と3名の障がいのある方が一緒になって働き、障がいのある方が退勤した後の30分間を利用して、毎日管理者ミーティングを実施している点が特徴です。
日々の出来事や課題を共有し合うだけでなく、常駐する看護師が特定の障がいに対する講話も行うことで、管理者が日々専門的な知見を学べる環境を整えています。
さらに現在、管理者の育成をより体系的に進めるため、「管理者農園運営ナビ」の整備を進めています。今後はこの仕組みを通じて、農園全体のリスク管理能力の向上を図っていきます。
障がい者雇用におけるリスクマネジメントは、企業様が一社だけでカバーすることが非常に困難です。だからこそ、表面的な場所のご用意にとどまらず、専門的な知見と確かな現場運営力を持って企業様と一緒にリスクと向き合ってくれるサービスを選ぶことが、安全な職場環境の維持につながります。
| 選ぶべきサービスの特徴 | 注意したいサービスの特徴 |
| ・自然災害や集団感染、人間関係のトラブルなど様々なリスクに対してマネジメント体制がある
・各現場で発生したインシデントやアクシデントを共有する体制が整っている ・現場の管理者への教育を行っておりリスクマネジメントに対する意識が高い |
・現場で発生しうるリスクへの対応を企業様側に委ねている
・自然災害時の避難訓練の実施や集団感染への対策フローなどが確立されていない ・現場の管理者に対する継続的な教育を実施していない |
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【一般社団法人日本障害者雇用促進事業者協会に参画している会社を選びましょう】 障がい者雇用支援サービスを検討するときには、一般社団法人日本障害者雇用促進事業者協会に参画している会社を選びましょう。登録企業は「会員企業一覧」より確認いただけます。 一般社団法人日本障害者雇用促進事業者協会(略称:促進協)は、障害者雇用促進を担う民間事業者が集まり、業界全体の信頼性向上と障害者雇用の健全な発展を目指す業界団体です。会員事業者の自主点検・審査による適格事業者の認定や、調査・研究・提言、教育・研修などに取り組んでいます。 協会に登録していれば業界の健全化に向けた取り組みに参画しており、客観的にも高い信頼性が担保されていると判断できます。 私たちJSHも一般社団法人日本障害者雇用促進事業者協会に登録している企業として、サービスの品質向上などに取り組んでいます。 また、JSHは同協会の『障害者雇用支援サービス適格事業者認定』を受けており、現時点で認定を受けているのは全国でも一部の事業者に限られます。
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まとめ
本記事で挙げた4つの基準は、後悔しない障がい者雇用支援サービスを見極めるためのチェック項目です。
・ポイント(1)多様な障がい特性の方を受け入れる業務設計があるサービスを選ぶ
・ポイント(2)看護師などの有資格者が現場に複数名常駐するサービスを選ぶ
・ポイント(3)能力開発やキャリア形成につながる仕組みがあるサービスを選ぶ
・ポイント(4)リスクマネジメントまで考えているサービスを選ぶ
繰り返しになりますが、障がい者雇用支援サービスは定着率だけでなく、雇用の質に着目して選ぶことが非常に重要です。
この記事を参考に、信頼できるサービスを活用しながら、障がい者雇用を推進できることを願っています。
最後に、私たちJSHは農園型障がい者雇用支援サービス「コルディアーレ農園」を運営しています。導入企業数は250社、障がい者受入数は1,800人にのぼります。
具体的なサービスや強みについては下記で詳しくお伝えしていますので、ご興味があればご覧ください。
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